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ゆく年くる年読書会

こんにちは。しかないかよこです。
私はニューヨークライフバランス研究所の認定講師をしています。
先日「幸せチャンネル」というライブ配信に出演しました。

せっかくなので、視聴してくださった皆様のポジティブ心理学に絡めたゆく年くる年を伺ってみたいと思い、読書会を企画しました。
読書会で選んだ本は『世界に通用する子どもの育て方』。ニューヨークライフバランス研究所代表の松村亜里先生の1冊目です。

今回の読書会は2回企画しました。
第1回は7名の方が、秋田、東京、埼玉、NY、カリフォルニアからご参加頂きました。

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まずは、本の印象的な箇所をシェアしました。

・シャンパンタワーの説明が、「自分を満たすこと」がいかに大切かということを伝える時、イメージしやすく、とても役に立ちました。

・子どもへの声かけ、特にほめ方は今までは、プロセスフォーカスと180度違うもので、関係性がよくなりました。

・子どもに「何事にもチャレンジする人になってほしい」ので、どのように声を掛けたらよいかをしなやかマインドセットや課題の分離で知ることができました。

・シャンパンタワーの水は、一番下までいったら、また上にあがって、どんどん循環するイメージがあります。

・多様性の箇所が、NYに住んでいることもあり、とても印象に残っています。多様性の尊重は、究極は「自分はありのままでよい」という自己受容にもつながり、人の目を気にせず、ありのままの自分を尊重できました。

そして、気になる箇所として挙がった多様性について話がどんどん広がりました。
Nさんから「留学経験などを通して多様性を尊重したいと思っているけど、日本で子育てをしていると、ふとした時に ”そうはいっても、もう少し周りに合わせて"と思うような時もあり、どうして、日本では多様性が育ちにくいと思いますか?」と問いかけがありました。

・以前、半年ほど住んだベトナムでは同じ家に住んでいても子どもに合わせた学校選びをしていた。

・小学生の頃、住んでいたアメリカでは、「親がどう考えるかではなくて、あなたはどう考えるの?」と意見をとにかく求められた。

・今、ニューヨークに住んでいますが、"It's up to you."とよく言われます。

・アメリカで子どもを出産した直後の食事が、カレー、ハンバーガー、ピザなど多種多様で、その中から好きなものを選べた。こういうところにも多様性を感じる。

・日本の学校は、40人に先生が一人で、多様性を認めて個性を尊重しているとクラス運営が大変だと思う。

・多様性は、意見を批判・非難されない時に育つのではないでしょうか?

他にも色々な意見がでて、多様性を尊重した関わりについて、じっくり話をする時間となりました。多様性の尊重とは、違いを認めあうこと。その違いに優劣、善悪がなく、ただ違いとしてお互いに受け止めることじゃないかと思います。「It's good opinion.」と、まずは相手の意見を尊重する関係は、とっても心地よいと思います。多様性の尊重が子育てだけではなく、対人関係や自己受容にも大切なことを、私もこの本から学びました。

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次に「今年を振り返ってとりくんだこと」をシェアしました。
みなさん、それぞれ、何かしらとりくんでいらっしゃいます。そんな中で、Mさんから「ポジティブ心理学で学んだ関わりは、相手のやり方を否定するようで、どう薦めてよいかわからない」という問いかけがありました。
すると、Nさんが学校の参観日の出来事をシェアしてくださいました。
ある保護者が、授業の流れを考えず熱心に挙手する我が子の様子をみて恥と捉え、身を縮めていたそうです。Nさんは、本に書かれてあるありったけのポジティブ心理学の声かけを駆使して「算数が好きでとても熱心に手を挙げていて、前向きだね」「手を挙げる勇気があるよ」「好奇心もあって、学びが促進されるね」など必死になって伝えたそうです。
すると、恥ずかしがって身を縮めていたお母さんが、頭をあげ、自信を取り戻したような様子に変化したそうです。
「こんな風に、身近なところから、できる範囲でポジティブ心理学の関わりを伝えていきたいと思う」というお話に一同、大きく頷きました。

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次に、くる年を強みをつかって表してシェアしました。

Aさん : 愛情 感謝に愛情をプラスして人に接していきたい。
Kさん:ユーモア 何事もユーモアを忘れずに。
Nさん : 愛情 愛情を大切に過ごしていきたい。
Iさん : 愛情 家族に愛情を伝え、注いでいきたい。
Mさん:勇敢さ 好奇心ではなく、勇敢さでチャレンジしたい。
Yさん : 希望 希望をもって接したい。
Nさん: 希望 愛情とともに、未来に希望をもって行動したい。

Nさんから「”今年はコロナで何一つ良いことがなかった、最悪の一年だった”という人もいる中、ポジティブ心理学を介した仲間と話すとコロナ禍でもできること、試したことにフォーカスしていて希望を感じます。来年も希望をもって行動したい。」というシェアが、心にしみました。

また「人はいつからでも変われる」というお話を医療現場で働くKさんから伺いました。未来に希望をもてない状況の方に接する時、ポジティブ心理学を意識し、強みをフィードバックするそうです。そうすると、言葉のやり取りだけでも、その人が希望を見出すようになるとのこと。
Kさんのシェアから「自分の視点をどの軸に持っていくかは、自分の幸せに大きく影響し、人はいつからでも変われる」という事を痛感しました。

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最後に、皆さんからいただいた感想をご紹介します。

Aさん:1年を振り返るのに素晴らしいメンバーでした!皆さんの体験をきいて、来年への活力がわきました。かよこさん、ありがとうございました💛

Nさん:様々な環境や土地の方々が1冊の本を介して集まれたことに感謝しています!みなさんの考えや想いも自分の中に取り入れながら、私も周りの人たちに与えられる存在になりたいと思います。今年の最後にみなさんと一緒に参加できて来年も良い年になりそうです!ありがとうございました!

Mさん : 多様性についてこんなに長く語ったことなかったので、いろんな話を聞けて楽しかったです。教育のこと、最近の親事情、お仕事でのことと、とにかく聞いていて楽しい時間でした。お気に入りのバイブル本の読書会ありがとうございました。

Yさん:参加したかったかよこさんご開催の会に参加させていただいてうれしかったです!!ありがとうございました。皆さんのエピソードなども伺うことができてとってもとっても幸せな時間でした。来年もまた皆さんと様々な思いをシェアしながら進んでいけたらうれしいです♪

Nさん:ただただかよこさんの読書会に出てみたいというある意味不純な動機で参加させていただいたんですが、とっても楽しく学びにあふれた時間になりました。新しく出会えた方ともたくさん想いを共有できて、自分の一年を振り返る貴重な時間になりました。来年をよりよい一年にするためにどうすればよいのかを考えるきっかけになってありがたかったです。オットにもっと優しく愛情を注ぐことを皆さんの前で誓ったのでAccountabilityがんばります!

Iさん:たくさんの学びのキーワードと皆さんの実体験のお話から、より深い気づきになりました。来年、意識したい強みをどう活用していくか、これから考えていきたいです。ありがとうございました!

Kさん:楽しい時間でした。1年しっかり振り返れました。「笑う門には福来たる」 ユーモアをもって、来年も精進していく覚悟ができました。皆さんありがとうございました。

12月中旬の貴重なお時間にご参加いただきありがとうございました。
色々な問いかけからシェアが深まり、今、振り返っても頭がフル回転します。とても濃厚な時間でした。
希望を大切にするメンバーで今年を振り返り、未来を語ることは、私にとってエネルギーをチャージする時間となりました。
皆さんにもそうであればと願います。
また、ご一緒できることを楽しみにしています。

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