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代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」9月前半

2022/9/1(木)
休みだけどどうしても受け取らないといけない荷物があり、そのためだけにシカクへ行く。
その荷物が来ることを考慮せずに休みを決めてしまった自分は愚かである。

ところでこのごろお笑い芸人の錦鯉のラジオが好きでよく聴いている。
ボケのまさのりさんはいつも突き抜けた明るさで、渡辺さんのツッコミは時々辛辣すぎる時もありつつまさのりさんへの信頼も感じさせ、落ち込んだときに聴くと元気が出てくる。
だからこの時もラジオを流しながら、せっかく店に来たので新しく届いた商品の撮影やツイートをした。

ぶじに荷物を受け取って帰宅。
台風が近づいているそうで、雨は降っていないが雲が分厚くて風が強い。
この季節になると「シカクは雨漏りせずに持ちこたえてくれるだろうか」と不安に包まれる。

2022/9/2(金)
角谷郁恵さんの個展「あかるい石」搬入の日。
角谷さんは紙や土(陶器)で本物そっくりの石を作っている作家さん。
本物そっくりとはいっても、本物の石のようにコロンと転がっている作品だけでなく、キャンバスに石がくっついているような作品や、壁にかけて飾れるようにした作品など、石感を活かして色々な表現になっている。
見ていて飽きないし、「こういうのを家に飾るのが本当にオシャレな人間の所業なのでは?」という気がしてきて、どれか買おうと思って見るとどの柄も形も魅力的で、次々と欲しくなってきて大変だ。

角谷さんとおだ犬さんが設営をしている間、お店の売り場を整える作業をする。
シャツを吊るためのハンガーラックにどうにかワイヤーネットをつけられないかとあまみさんに相談し、みんなで結束バンドやマステを使って固定する。
シャツをここにずっとかけててもそうそう売れないので、シャツはギャラリーが空いてるときなど広げて展開できるときだけ並べて、ここにはシールなどの小物を吊ってみることにしたのだ。
ネット用のひっかけるカゴなども使ってシールやマステを並べたら、けっこういい感じになった。

設営が21時過ぎまでかかり、へろへろで帰宅。
すごくかっこいい展示になった。


2022/9/3(土)
「あかるい石」展の初日。
在廊の角谷さんと、台湾雑貨の納品にぶちこさんが来てくれ、賑やかな1日。

自分用に石風の一輪挿しを買おうとしたが、どれにするか悩んで1時間ぐらいかかった。
高松に住んでいるTさんとSさんが来店してくれて、嬉しかった。

閉店後、角谷さんと共にお好み焼き屋「くにちゃん」へ。
角谷さんは在廊中に私のエッセイを買ってくれたので、お店や元店長に関することをネタバレにならないように話して盛り上がる。
年がひとつしか違わず、フリーランスという立場も似ているので、お互いの人生や生活の悩みに共感しどおしであった。
関東出身の角谷さんは、お好み焼きを店で食べたこと自体ほとんどないらしく、当然ながら大阪では一般的な鉄板が埋め込まれた机で食べるスタイルも初めてだという。店に入った瞬間から興奮して、始終動画や写真を撮って大喜びしてくれたのでこっちも嬉しくなった。

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