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代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」10月後半

2022/10/17(月)
仕事ばっかりしていたら、もう10月も折り返しを過ぎている。
恐ろしいことである。

経理処理を新しいやり方にしたのを、税理士さんにチェックしてもらうために(やっと)送信できた。
「何もかもダメです」と言われたらどうしようと思うと、返事を見るのが怖い。

通販の処理、入荷した本の整理などをやってたらあっという間に夜。
先週休まず働いた疲れが出ているので、早めに帰る。
スプラトゥーン、動画を見て勉強したら少し勝てるようになった。

2022/10/18(火)
以前お客さんから教えてもらってずっと行きたいなと思っていた、JR福知山線廃線敷へGさんと行く。
廃線になった線路の跡がハイキングコースとして整備されている場所で、枕木の上を歩き、トンネルも徒歩で通ることができる。
コースは武庫川の上流に沿うようになっており、木々の隙間から時々渓流が見える。
場所(岩の有無)によって、流れが激しいところと穏やかなところがあって、毎回表情が違うのがおもしろい。
トンネルの中は光が一切入らず、あまり味わうことのない「真の暗闇」を感じることができて、なんだか新鮮だった。

夜、アマプラで映画『シンドラーのリスト』を観る。
第二次世界大戦中にナチスドイツのユダヤ人を迫害・虐殺している中、商売人のシンドラーが「軍需工場で働く職人である」としてユダヤ人を雇い、最終的に1100人ものユダヤ人の命を救ったという実話に基づく物語。
超有名映画らしいが私は初めて観て、虐殺シーンがあまりにショッキングでかなり落ち込んだ。ナチスの手によって殺害されたユダヤ人は600万人にものぼるらしい。
ナチスやホロコーストについて知っているようであまり知らないなと思い、ネットでいろいろ調べるが、調べれば調べるほど気持ちが沈んでいく。これがまだたったの80年前の出来事で、世界にはまだ人種差別が残っているし、ネオナチと呼ばれる団体がヨーロッパには全然いる(10年近く前、ドイツに滞在していた時、現地の情報サイトなどでネオナチには近付かないようにしろという警句をたくさんみた)ことに、地面がぐらぐら揺れているような不安を覚える。
いつかまたドイツには行きたいと思っていた。そのときにちょっと足を伸ばして、アウシュビッツ強制収容所に絶対に行こうと誓う。

2022/10/20(木)
成安造形芸術大学でイラスト科の講師をしているイラストレーターのMONさんからの依頼でやっている、年に一度の講義の日。
講義というか、就活を始める3年生に向けて「就職以外の生き方をしている人たちに話を聞く」という趣旨の授業なので、自分の仕事や生活について話す。
以前は滋賀にあるキャンパスまで出向いていたが、コロナ以降は形態が変わり、MONさんとオンライン通話で会話やスライドの講義をして、その様子を録画して後日MONさんが授業で流すというやりかた。
なのでシカクの2階で、そこまでの緊張感もなくおしゃべりする。

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