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スタートアップは本当に崖の上から飛び降りながら飛行機を作ってるのか?

こんにちはしかじろう(@shikajiro)です。前回の退職記事を書いてから2ヶ月経ちました。有給消化期間は個人で借りていた事務所を閉じるための片付け作業で潰れ、筋肉痛だけが残りました。

早いものでUbie Discoveryに入って1ヶ月経ったので、転職したエンジニア恒例の入社感想ブログを書いていきます。

崖の上から飛び降りながら飛行機を作る

今回のタイトルにもある「崖の上から飛び降りながら飛行機を作る」とはLinkedIn創業者がスタートアップの困難さを例えた言葉です。

私はよく例えとして、「起業とは崖から飛び降りて、落ちるまでに飛行機を組み立てるようなものだ」と言います。非常に困難で、基本的には死ぬのが前提だからこそ、勝ち残るために考えうる全てのチャンスをものにしなくてはいけないのです。

「この比喩は流石に盛りすぎでしょ、なんだよ基本的に死ぬ前提って」と先月までは思っていました。Ubie Discovery では本当に崖の上から飛び降りながら飛行機を作るかのごとく、事業開発を進めてました。みんな悠長にやってる余裕がないことを分かってるので XXX or die などを連呼してます。

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この人達やばいなって思いました。(語彙力

Ubie Discoveryでは電撃のようなスピードで事業開発を進めており、壮大な目標に社員一丸となって突き進み、課題を発見・検証し、PMF(Product Market Fit)させるための施策を矢継ぎ早に実施していきます。やばい。

やばいじゃちょっと伝わらないと思うので、僕が入社して感じたUbie Discoveryのスピード感を出して事業開発するためのポイントを3つに絞って紹介します。

- OKR
- ホラクラシー組織
- スクラム開発

OKR

スタートアップは時間も人もお金も限られています。というか今にも地面に激突しそうなのです。「俺はプロペラを回す」「その前に両翼をつけろ!」「エンジンが先だ!」「みんな待ってトムの話を聞きましょ」と、みんながバラバラに動いていては飛行機は出来上がりません。みんながブレずに同じ方向を見て進んでいく必要があります。その答えがOKRです。

OKRとは目標の設定・管理方法のひとつで、Objectives and Key Results(目標と主要な結果)の略称です。米・インテル社で誕生し、GoogleやFacebookなど、シリコンバレーの有名企業が取り入れていることで、近年注目を集めています。
OKRの主な特徴は従来の計画方法に比べて高い頻度で設定、追跡、再評価すること。
また、OKRのゴールはすべての従業員が同じ方向を向き、明確な優先順位を持ち、一定のペースで計画を進行することとされています。
https://www.kaonavi.jp/dictionary/okr/

Ubie Discoveryでは四半期に一度OKRを決めます。これがとてつもなくチャレンジングな内容ばかりで、「え、この内容を3ヶ月で?」とびっくりします。なのに全社員「やってやらぁ!」と言わんばかりに突き進んでいきます。質の高い巨大な目標こそがUbie Discoveryの原動力になっています。
ちなみにUbie Discoveryに入社が決まるとまずGoogleのOKR本が推薦図書として届きます。これを読んで理解しておいてね・・・圧がすごい。

ホラクラシー組織

崖の上から落ちる速度よりも速くOKRを実現するためには、柔軟で自立した組織が必須です。上司の指示を待っていたら地面に激突してしまいます。チームと個人が目的のために行動しやすい組織を作らねばいけません。Ubie Discoveryの答えがホラクラシー組織です。

ホラクラシーとは、社内に役職や階級のないフラットな組織形態のことを指します。大きな特徴は、意思決定権が組織内で分散されるということです。それに伴って、責任の所在もそれぞれの部署やチーム、もしくは社員個人に分散されます。それぞれがより大きな裁量をもち、自主的に仕事に取り組めるようになることが期待できます。
https://www.reloclub.jp/relotimes/article/11136

Ubie Discoveryではホラクラシーがうまくハマっており、いくつものサークルに分かれて権限移譲され事業が進んでいます。

ホラクラシーに関してはUbieブログにめっちゃ詳しくかいてますので、そちらをご覧ください。

ホラクラシー組織は「人事評価をしない」仕組みを実現するためにも必要な枠組みだと感じています。開発者やプロダクトオーナーが3ヶ月毎にチームを跨いで入れ替わるようなダイナミックな組織において、評価したり給与の査定なんてしてられません。だって崖から落ちてるんですもの。

スクラム開発

最高の目標と最高の組織はできました。それでもスタートアップには不確実性しかありません。最高に優れたアイデアだと思っても、顧客が求めてるものではないかもしれません。そのためには顧客について学ぶ必要がありますが、「何がほしいですか?」と聞いてもわかりません。作って!ローンチして!フィードバック受けて!学ぶ!それの繰り返しです。顧客が欲しい物が厳密にはわかってないのでウォーターフォール開発は不向きです。Ubie Discoveryではスクラム開発を取り入れ、ひたすら高速に開発とローンチと学習を繰り返しています。

プロダクト開発におけるスクラム(英: Scrum)は複雑な問題への適応型ソリューションをチームで開発し価値を生み出すための軽量級フレームワークである。
複雑な問題に対する完璧なソリューションを1度で実現することは難しい。異なるアプローチとして、不完全なソリューションを素早く出しそこから学び改善する、適応型ソリューションがある。適応型ソリューションをチームで開発するために従うべき少数の規則・軽量フレームワークがスクラムである。スクラムはソリューション開発のフレームワークであるため、その目的は開発したソリューションを介して価値を生み出すことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/スクラム_(ソフトウェア開発)

僕のいるチームは、プロダクトオーナー、デザイナー、プログラマー、QAエンジニア、データサイエンティスト、医師というバラエティ豊富なメンバー編成でプロダクト開発を進めています。

Ubie Discoveryには上で紹介した3つのメソッドを一から学んで使いこなす人材が集まり、崖から飛び降りながら飛行機を作ることを可能にしています。やばい。

ユニコーン企業のひみつとUbie Discovery

先日、ユニコーン企業のひみつを読みました。驚いたのはSpotifyがやっていた内容とUbie Discoveryがやってる内容はだいたい同じだったことです。目的の決め方やチームの決め方などの細かいメソッドは違いますが、やってること、やりたいことは同じでした。目的を明確し、チームに権限を与え、ひたすら学習し、失敗してもへこたれず何度も挑戦していく、そして、そんな人材だけを揃えていて突き進んでいくのはスタートアップならではのようです。

ユニコーン企業のひみつを読んで「楽しそうだなぁ」と思った方はUbie Discoveryを楽しめると思います。

番外編

Ubie Discoveryは組織がやばいだけでなく働くみんなもやばいです。いや、みんながやばいからやばい組織ができてる気がします。やばい or Dieです。いくつかエピソードを紹介します。

入社したら勝手にtimesチャンネルが作られていた

さらに荒らされていました。自分の部屋が荒らされるなんてMSNチャット以来です。温かみのある社風が見え隠れしますね。

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timesは社員のほぼ全員が持っていて仲良くしてます。ほんとです。困ったこと、気になったこと、疑問を自分のtimesに書くと、ワラワラといろんな先人たちがアドバイスをくれるのでアットホームな職場です。ほんとです。

何の話をしてるか全くわからない

ビジネス用語、医療用語、マーケティング用語、エンジニア用語、阿部語が飛び交うので、慣れるまで何の話をしてるか全くわかりませんでした。
あまりにも分からないので用語集をslackで検索できるbotを作ったら、みんなにめちゃくちゃ感謝されました。

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医師もPR作る

Ubie Discoveryではチームにドメインエキスパートである医師も居ます。さらに、医師もGitHubにPullRequestを投げます!これはかなり衝撃でした。プログラミングコードではないですが、重要なデータコードの更新を担っています。Ubie Discoveryのまさに脳みその部分です。ただ知識やアイデアを提供するだけではなく、コードまでコミットする医師がいる組織づくりにめちゃくちゃ感動しています。

自分ちのペットがおもちゃにされる

globalチームがslackでのdeepl翻訳botを求めていたので勝手に作りました。botのアイコンが欲しかったので勝手に @_igreenwood さんちの猫をアイコンにしました。

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僕もやばいやつだった。(^o^)

追記

代表がやばいくてやばい。

さいごに

とりとめもなく書きましたが、入社して1ヶ月のしかじろうでした。Ubie Discoveryでは一緒に崖から飛び降りる仲間を募集しているので、カジュアル面談など気軽にご連絡ください!

https://recruit.ubie.life/




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