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片田舎に溶け込むほど馴染む鹿田の冒険

冬において態々と虫を撮りに出かけるような僕ではないが、今2つ目のカメラバッテリーを充電している。カメラはもちろん愛機tg-6、というかそれ以外カメラを持ち合わせていないので虫以外であっても何でも撮る。(しかし昆虫撮影用の接写モードはときに町並みを素敵に映すワンポイントを創り得たりする)
今回撮るのは可能であればサクラナイツの試合模様(もちろん直接撮影することはできないが)それが不可能であっても極めて久しぶりに出向く東京という名の脅威を撮りためておこうと考えている。片田舎に溶け込むほど馴染む僕の体質は東京など数日過ごせば疲れてしまうのだが、体質と好みは相反し、それはまるで新種の虫如く僕の好奇心を掻き立ててならない。地球にガイア理論が存在するならばいち都市もまた然り、その理屈は通ずるのではなかろうか。

どうも、鹿田です。よろしくね。

話は戻るがしかし、しかし地球や街が生命体であるならばその体表上にのさばる我々はまるで微生物に等しい。どんな微生物が地球のニホンのトウキョウにいるのか観察するのも面白いが、その観察者気取る鹿田こそがトウキョウで浮くことは必死である!
ということでやはり鹿田はそんなことはせずに、なるべく大衆の目につかぬようヒソヒソと会場とホテルを行き来することにしよう。しかし会場や、打ち上げでは大いに訛った口調で周囲を驚かしてやるからいまにみていろ!

とよくわからないテンションの鹿田である。そういうともうひとり頭の上あたりで俯瞰している鹿田がいるように思えるが、そうではなく前々日にそれを迎えた僕の精神は全く持って不安定であり、サクラナイツのことを考えて、笑ったり、泣いたり、歌ったりそれはそれは忙しいのである。よく分からぬだろうが、僕もよく分からぬ。が、2人いようが3人いようが鹿田は細い目でこっちを見たままやはりにやにやくよくよわはわはするだけで、きっと誰一人統制を取ろうとはしないはずなので、いるだけ無駄であり、なんなら邪魔である。そんな何人もが万が一自我を持って僕も僕もとサクラナイツの試合を観戦したがっても、チケットは1枚しかないし。

とういうことで僕以外の鹿田には命令して帰らせた。やけに簡単に帰ったなとお思いの方もいるだろうがなにせ鹿田のことは鹿田が熟知しているわけで「ああ、もうこんな時間だよ、寝たら」といったなら有象無象の鹿田は各々「ねる」と愛しの寝床へ帰っていった。

鹿田がひとりになったところでなにかしらすっきり整理された感があり、僕も僕とて満足し、今日のところはこんなもんでいいのではないか、と思えてきた。蛇足から始まる僕の記事であるので、切り上げは早ければ早いほど宜しい。

てなことで、また。
グッナイ!

ところであの有象無象の鹿田たちはどこへ寝に帰ったのか。みんな同じ方向にかけていたけれど。






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