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古代史にハマったときのこと。

高校時代、何を思ったか日本史の古代史が好きでした。学校の先生に古代史の専門の先生がいて、授業は古代史だけやけに厚かったというのもあるのかもしれないけど、なぜか古代史が好きでした。

日本書紀と古事記を一生懸命読んで、自分なりに行間を埋めるのを楽しんでいたんです。

乙巳の変らへんを自分なりに構築しなおして大河ドラマみたいなのも書いてみたりしていました。

蘇我入鹿が悪者、というイメージが自分の中でそれまではあって、そんなことはない世界線も考えてみたくなって。蘇我入鹿が殺されることは変わらないけど、史上で悪行とされるようなことをする葛藤とかなかったのかな、あったらいいな、そんな風に創作していました。

私の中で構築されていた蘇我入鹿はすごく優秀で、「蘇我を殺したかった人」でした。蘇我の一族はやりすぎだからもう滅ぶしかない、自分も一緒に死ぬ。みたいな解釈。

漫画の読みすぎかもしれないし、あまりちゃんと調べられたとは言えない。それでも間違いなくそれは新しい価値観として私の中に植え付けられたものでした。

悪者側の正義というものを考えたことがほとんどなかった。
読んできた漫画とか小説の中には割とそちらも色濃く描いているものが多かったはずなのに、そういうものを汲み取るという考えがあまりなかったんです。

頭がしゃっきりとした気分になって少し大人になったなあと思えたんです。これがなかなかの衝撃だったのですが、頭が固いのでなかなか巡り合えなかった。こうやって世界は広がるのだと知りました。

高校を卒業した直後、コロナの自粛期間がやってきます。
大学にも通えずなにもできず、家で暇を持て余す日々だったので、そんな解釈を小説にしてネット上にアップしていた時期もありました。

実は、最近こんなnoteを見かけたのがあって、久々に古代史熱が着火しそうになったのがあります。

就活もしなくちゃなあ、となんとなく思いつつも、
わたしを形作っているのは趣味だから、もういちどドブドブはいってみてもいいかもしれない。今の私には大学図書館がついているので、もっと研究レベルで深められるのかもしれないですね。

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