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「どうして」を歌う・叫ぶ

私は友人と会話をする時、ネタをふんだんに入れて会話をします。お金がなければ「金なし芳一」、面白いことがあれば「おもしろたけしくん」。
(おもしろたけしくんとは、漫画「テニスの王子様」のキャラ桃城武をもじったもの)

そんな時、いつも私が話していて違和感を覚えるのが「どうして」という言葉を伝えたい時です。
だいたいは、好きなものの話をしている時に「どうして〇〇だったんだ!」というニュアンスで「どうして…!」と言うのですが、私のイメージは堤真一。なのに、そのネタを汲み取った友人が「どーうしてーーー🎶」と歌い出すことがあり、あれ?なんか違うぞ?と変な感じがしていたのでした。
1年くらいは我慢していたのですが、先日
「その『どうして』ってどの『どうして』?」
と聞いてみると
「え、cry baby」
と、ヒゲダンの曲のことだったようで、謎は解けたのですが、それ以外にも「どうして」の元ネタを巡って話が噛み合わないような気がするので、簡単に「どうして」ラインナップをまとめてみようと思います。

堤真一の「どうして」

これは、ガリレオシリーズの映画『容疑者Xの献身』が元ネタです。堤真一演じる石神が人を庇って起こした事件。彼が庇った女性が自ら「私も償います」と罪を申告しに出てきてしまった時に「どうして…」と声を上げるシーン。名演技でした。
幼い頃私はこれを見てボロボロと泣いたし、この俳優スゲェ、こんな心からの叫びとか演技でできるんだと感動した覚えがあります。

大体私はこの「どうして」を想定して、「どうして…」と言います。でも改めてみると「どうして」と言っている回数よりも「うわあああああ」と慟哭している時間の方が長い。
しかもこの「どうして」、感情の乗せ方が半端ではなく、絞り出したような声でさらにこの女性に問いかけるような声色だから、おたくの簡単な会話のノリで使っていいようなものではないと猛烈に反省しました。
これからは、動揺が止まらずどうしても堤真一さんのお力をお借りしてでも感情を伝えたい時に、「どうして……うわああああ」と言うようにしようと思います。
というか、全然ネタにしていいようなシーンじゃないな。

ちなみにシーンは違法アップロードなので参考程度に(https://www.youtube.com/watch?v=2fyPr6g8EBk)

映画自体もAmazon PrimeやNetflixでも見られるそうです。この機会に(?)ぜひ。


Official髭男dism『Cry Baby』の「どうして」


まさにここ!!

これは、アニメ『東京リベンジャーズ』のオープニングテーマでした。
仲間内で東リべが流行りまくったこともあって、友人たちはこれをよく歌っていました。

推しキャラの解釈が友人間で一致しなかったとき
「どーうしてーー」(合唱)

作品の展開に疑問を感じた時
「どーうしてーー」(ソロ)

アイドルに熱愛報道が出た時
「どーうしてーー」(合唱)

と、数々のシチュエーションで身内オタクたちの会話に彩りとリズム感を与えてきたものなのです。
なので、確かに2021年くらいからは「どうして」といえばこの部分になったのかもしれない。
改めて聴けばインパクトもあるし、「どうして」が響き渡るようなエフェクトかかってるし、「どうして」って言った後に心の中でデーンデデデーンデデデンデデデーンと音楽をつければとても気持ち良い。
ふむ、たまには私もこのつもりで「どうして」と言ってみようと思います。

米津玄師『アイネクライネ』の「どうして」


ここです。
さっきみたいな魂の叫びではないけれど、やさしく「どうして」と複数回問いかける。
一回だけこれをイメージして「どうして、どうして、どうして」と言っている友人に出くわしたことがあります。
よく考えればサビ前の部分なので、印象に残っている人も多いはず。
私はその時「ジャンジャンジャンジャンジャンジャン」と歌ってサビに繋げられなかったことを1週間くらい後悔しました

ドリカム『LOVE LOVE LOVE』の「どうして」


これは「どうして」というよりは、「ねぇどうして」のほうが合っているような気はします。
これは割と老若男女問わず歌っているものなのかと。幼馴染のおじさんと話をしていて歌っていたことがあったような気がします。
ヒゲダンが出てくるまでは、こちらの「ねぇどうして」を友人たちもよく使っていたのですが、時代が変わってしまったようです。ルルルル~。

たまに「ねえどうして」からのヒゲダン「どうして」へ向かうコンボ技を決めている人も見たことがあります。
よほど不満でもあったのだろうか。

それなので、どれほど「どうして」が増えてもこの「ねえどうして」は色あせない、頭に残るフレーズなのかもしれません。

まとめ

こう並べてみると「どうして」はやっぱり歌が多いですね。メロディ付きで言ったほうが「どうして」の言い甲斐もあるということなのかも。
脳内で音楽を流せばミュージカルみたいになるので、ひとり「どうして」ミュージカルを開催することができますね。
そういえばどれも明るいシチュエーションではなくて、短調だったり悲しみや寂しさというか、そういう「どうして」ばかりですね。
底抜けに明るい「どうして」もいつかは生まれるのでしょうか。その時は私たちの周りでどれが最も使われるのか、今から楽しみです。

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