おうち防災 番外編~大型台風への備えを経験してみて~
おうち防災ってなぁに?
全8回における「おうち防災講座」は↑が一番最初となります。
よろしければ是非読んでもらえたら嬉しいです。
講座から1年…大型台風が来た!
ちびっこ家庭の「おうち防災」講座から1年後…2019年の9月、10月と記録的な大きな台風がやってきました。
特に10月12日に上陸した台風は「令和元年東日本台風」と命名されるほど…!
日本の気象庁が定めた「台風の名称を定める基準[2]」において浸水家屋数が条件に相当する見込みとなったため、1977年(昭和52年)9月の沖永良部台風以来、42年1か月ぶりに命名される見通しとなり[3]、2020年(令和2年)2月19日、この台風について「令和元年東日本台風」と命名
準備がしやすい災害と準備が難しい災害がある
おうち防災の講座を受けた時漠然と「地震」の備えを想定していました。
都内に住む私にとって「災害」とはなんとなく「大型地震かな?」という認識でした。
しかし、ここにきて「台風」という大きな災害がくるかも…とお天気キャスターの人が一週間ぐらい前からSNSで災害への備えについてさかんに呼びかけているのを見て…
あ!準備がしやすい災害もあるのか!
と気づきました。
ということで。今回番外編は大型台風の時に私がとったおうち防災台風編を書いてみたいと思います。
これはあくまでも私の行動なのでそれぞれのおうちに合ったやり方があると思います。
他の人はどうしたかな?どんな所に気を付けたのかな?が知りたい方は是非読んでみてもらえたら嬉しいです(´▽`)
5日前にしたこと
まずは持ち出し袋のチェック。長期保存食の賞味期限は切れてないか?
養生シート等の家の緊急修復の買い足し。
(足りないと思ったものはネット通販)
9月に千葉県を襲った台風。都内への被害は少なかったのですが物流の拠点などが分断されたり、人でがたりなかったり。
「自分たちが住んでいる場所への直接的な被害はなくとも物や生活が停滞することがある」という当たり前のことにあたらめて気づきました(もう本当…自分の想像力のなさよ…)
10月の台風ももしかしたら自分たちが住んでいる地域に直接の被害はないかもしれないけど、物流が混乱するかもしれない…と思いまずは長期でおうち防災する可能性がある時に必要な食品、それとトイレ防災用品をチェックしました。
ちなみに匂いがきついものはこの袋を愛用してます。
もともとオムツを捨てるのにおススメされて使ってみたのが最初だったのですが、猫のウンコですらぎゅっと固く口を縛ればほぼにおわない魔法のような袋です…!
この袋をつかってから、におうものを捨てる袋はもう他の袋に戻れない自分になりました。
この袋のにおわなさに絶対的な信頼を寄せてる私は当然これも買ったよね
5日前ぐらいだとネット通販も値段は高騰しておらず配達日時もすぐに届くものが多かったので、足りないな…と思ったものは買い足しました。(そして台風前に届きました)
4日前にしたこと
トイレットペーパーや衛生用品、日用品の在庫チェック。子どもの日用品チェック。
(足りないな…と思ったものは近所のスーパー等で購入)
普段からローリングストックをしているのですがプラス1、一つだけ多くかいました。
子どもの衛生用品も物流が万が一ストップしてしまうとなかなか変わりがないのでオムツ、おしりふき、こちらはプラス2で。
ついでにパウチ型のジュースやゼリーみたいな水分がおいしくとれるようなものも赤ちゃん用品店で多めに買いました。
我が家の娘は食べないちゃんだから、(食べないと栄養がたりてないんじゃないかと思い不安になる)私のメンタル補強に鉄分強化!とかのジュースやらジュレやらを購入。
この時点での近所のスーパーやディスカウントストアの在庫は豊富でした。なので普通に買えました。
3日前にしたこと
充電系の点検。仕事データのクラウド避難。
(自宅のコンセントや充電器が埋まる)
家中の充電池をかきあつめ、順次充電チェックをはじめました。
ほったらかしで窓辺においてソーラー充電している災害用ランプもきちんと作動するかの確認も。
意外とモバイルバッテリーを家中くまなく探すと景品でもらったりとかで
ほったらかしになっているモバイルバッテリーもあったのでそれも満充電に。ケーブルとかも接触不調をおこしてないかチェック。
オット君にも一声かけて自分がもっているモバイルバッテリーすべて満充電にしておくよう伝えました。
我が家にはeneloopの充電器が1つしかないのでそれを順繰りにつかっていると
そこそこ時間がかかるので3日前ぐらいから充電してよかったな…と思いました。
あと故障してるeneloopもあったのでチェックしておいてよかったです。
個人的に割と押してるモバイルバッテリー。
コンセントにさしっぱなしで充電できたり使えるのが良い…!少しぼてっとして大きいので携帯性にはややかけるけど、おうち防災の充電池としては推し!
それと、仕事で自宅にサーバーがあるので
停電した時のサーバーの使い方、正常な電源の切り方のチェック。
万が一水没や水害にそなえて仕事のデータのクラウド避難などしました。
まだ気持ちに余裕があったのでこの時にデータ関係とか脳がゆだってない時にした方がよいことをできたのはよかったです。
2日前にしたこと
家族との話し合い。
主に私が5日前ぐらいからわーわー品物のチェックをしていたのを横目でみていたオット君。
そこまで必要なの~?みたいなのんびりした空気で私の不満がつのってきたので(笑)
取り越し苦労ならそれでよかったね!でいいから準備をしていることを伝え、
オット君にお願いしたいことや(備蓄系や在庫の所在を覚えておいて欲しい)避難の経路や猫とふーみんをどういう連携で運ぶかを話し合いました。
私も疲れてはいたのですが不安がそこまで強くなかったので良い空気で話し合えました。
これも疲れ切ってから、不安のさなかでするとお互い言葉が強くなってしまいがちなので「家族の意見交換」も準備としてやっておいてよかったなぁと思いました。
前日にしたこと
3日分ぐらいの献立を考えて食品の買い出しと娘の遊び道具買い出し(ちょっとよい折り紙購入とか塗り絵とかかわいいシールとか)
近所のスーパーやディスカウントストアは長蛇の列で防災用品や缶詰等を買う人であふれていました。レジも凄く並んでました。
とりあえず重い缶などは最初にそろえていたのでおうち避難時にふーみんのストレスがたまらないように少し日持ちのする大好きな果物や生鮮食品をかいました。
それと大人用にいつもよりよい、少しお高いお菓子も。
3日分の献立の基準は「テンションの上がるもの」「家族が好きなもの」「次の日も楽しめるもの」を考えました。
前日の夜は具沢山の炊き込みご飯(私が大好き)を多めに作り、残りをおにぎりにして冷凍しておきました。
それとミートソースも大量につくって冷凍保存。もちろんパスタも買いました。
食べ慣れたお家の味をどんどん作って小分けにして冷凍保存!
沢山の美味しい作り置きをするのはそこそこ時間がかかったので
数日前から備蓄チェックやデータ避難を終えた後、ゆっくり台所で料理に専念できたのは私的に無駄がなくかつ料理ということの没頭できて不安を感じる暇がすくなかったのでよかったなぁと思いました。
当日役に立ったもの
窓ガラスがしなるほどの強風と大雨。テレビからはつねに警報が流れ落ち着かない時間が長く続きました。
娘ふーみんも最低でも大人1名がついてないと風の音におびえたりして離れるすきがなく家族みんなが空気に若干やられつつありました。
その中、燦然と輝いたもの…それはまさかの
ケーキ!
はーい!みんなでお茶しよう(´▽`)と美味しい紅茶と見た目も可愛い味も美味しいケーキを頂きました。これは直前にオット君が買ってきてくれたものでした。
それぞれが好きなオヤツとかを食べてリラックス。
台風情報で緊迫した映像とかがテレビからは流れるのですが「うちにはケーキがあるんやぞ!夕飯は大好きな炊き込みご飯だ!」と謎の安心感がありました。
台風が近づくにつれて気持ちはどんどん緊張してくるので、この時にいつもより少し高級だったり食べ慣れた美味しいものを食べられたのはとても心に効きました。
前日色々作って冷蔵庫に入れておいたおかげで台風が去った次の日もなにを作ろう…なにを食べよう…と考えなくても美味しいものが食べられました。
仕込んでおいた前日の私偉い!!三日分の献立を考えておいた私偉い!!!
それと、時間をかけて余裕をもって備蓄チェックや充電チェック、家族との話し合いをしていたので当日慌てることは少なく。
不安や夫婦間での喧嘩がなかったのもとてもよかったです。
おうち避難、初日から長期保存食を食べなくてもいいんじゃないか?
炊き込みご飯を作った時にTwitterで「腐りやすいから炊き込みご飯は…」「長期保存食を…」みたいに言われたのですが
台風の直接的な影響は長くとも1日ぐらい。
その後の被害はいろいろとあるかとは思いますが、その後の被害の対処を考えるからこそ
備蓄をした上で初日になるべく疲れないように「楽しい日常」を用意するのは果たして悪いことなのかな…?と思いました。
保存食は被害が長引けば長引くほど食べる日数も増えると思います。
災害=保存食、で初日からそのモードで食べたり生活してしまうと長期化した時に体も心も疲れてしまうと思うので
台風のような「来る」がある程度予想できる災害の時こそ
初日に「楽しい日常」をもっていくと後々心を温存できるなぁと私は思いました。
食べ慣れたお家のごちそう。会話の弾むお菓子。いつもより綺麗な折り紙。お値段的に日常はペタペタとは貼りまくれないぷくっとした可愛いシール。
そんないつもよりワンランク楽しいものを「来る」がわかっている災害の初日にもってこれたら。
生活ももちろんだけど、心を温存することに焦点を絞って前日に用意したものは見事私の心のすり減りを劇的に抑えてくれました。
台風その後…体の中の備蓄も考えてみた
その後、大きな爪痕を残した台風。幸い私達が住んでいるエリアの被害は少なかったのですが
その後の片付けなどで「破傷風」等感染症の記事が目立ちました。
なるほど…!!!避難所への避難や、がれきの撤去を考えた時
感染力の強い感染症のリスクも高まるのか…!!!
この考えはまったく頭になかったので衝撃的でした。
大きな災害があったとき、周りの衛生状態も著しく下がると思います。
感染症へのリスクもあがります。
平時からワクチンがあるものは接種して体の中の備蓄もきちんとしていた方がいいな!?
ふーみんはワクチンでばっちり体の中から守られているのに親がかかってちゃせわないな!?
破傷風は子どものころに三種混合のワクチンを打っているので大丈夫かな…?と思ったのですが
どうやら数10年で効果が切れてしまうこともあるようで。
追加接種をしておいた方が今後安心だな…と思い夫婦で受け直しました。
ちょうど時期的にインフルエンザワクチンの時期でもあったので同時接種しました。体の中から備蓄備蓄~!
これで特定の感染症のリスクから大幅に守られるのなら安いもんだなぁと思いました。
万が一、避難先で風しん麻疹が流行ると抗体の無い人は一網打尽になってしまうのでMRワクチンも平時に体の中に備蓄をおススメします。
大人は案外ワクチン1回世代で抗体不足の人が多いから麻疹・風しんの抗体を一挙に獲得できるMRワクチンおすすめです~!
特に男性の風しんが叫ばれているのでこの機会に是非!
昭和37年度~昭和53年度生まれの男性の皆様に、お住まいの自治体から、原則無料で風しんの抗体検査と予防接種を受けていただけるクーポン券をお送りしています。
この年代の男性の皆様には、過去に公的に予防接種が行われていないため、自分が風しんにかかり、家族や周囲の人たちに広げてしまうおそれがあります
大人のワクチン、よくわかんないな~💦て方はこちらのサイトがとても見やすかったので自分の該当年代をチェックするのをおススメします。
自分になにが足りないか?がわかりやすくまとまってます。
以上!8回+1の番外編の「おうち防災」これに終わりです。
長らくお付き合いありがとうございました。
またなにか気づいたり「我が家はこんなことをしたよ」が発見できましたら描くと思うのでよろしければ読んでもらえたら嬉しいです(´▽`)
ではでは~!
サポートありがとうございます。こちら頂いたお心遣いは漫画の資料を買う資金や、子育てで疲れた時のおやつ代にいたします(´∀`*)おやつ食べてまた描くぞ!