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#9.三日坊主とは言わせない!

こんにちは。今日は気になるアプリを発見したのでそちらの紹介をいたします。

こちらに記述しておりますのはあくまでも私個人の考え・感想です。本文に登場するサービスや施設、企業団体様とは全く関係ありません。御理解の方よろしくお願いいたします。

「継続する技術」

私は飽き性でしてどうしても一つのことを続けるのが苦手です。そんなときに出会ったのがこの「継続する技術」という記録管理アプリでした。「どうせ大したこともないだろう」と思っていたのですが。やけに評価が高く、レビューを見ても「初めての経験」「最高すぎる」「達成した!」と書かれており、その内容も精密で本当に素晴らしいアプリであることが伝わってきました。半信半疑でダウンロードしましたが…本当に素晴らしかったのです!!!!

どこが良いと思った?

大きく2点お話ししたいと思います。

習慣化するための制約

IoTの時代において「多機能=自由さ=便利」という考え方があるかと思います。最近のアプリケーションは、アップデートを重ねるごとに新機能を搭載し、一つのアプリケーションでできることが増えていますよね。

しかし今回紹介する「継続する技術」はそれとは真逆のものになります。ポイントは「設定する目標」と「毎日記録をする」というところです。

「設定する目標」

目標はたった一つしか設定できません。しかも一度設定したら変更はできません。また、アプリ側から本当に簡単なものを目標に設定するように推奨されます。(例えば「毎日腹筋を5回行う」とか「毎日本を5ページ読む」とか。)制限ばかりじゃないか!!!と思いますよね。ですが考えてみてください。「そもそもなぜ継続ができないのか」

我々はついつい目標を高く設定しがちです。それこそ「毎日腹筋を100回行って、ランニングをして、水を3リットル飲む」など。
難しい課題というのは取り掛かるまでに時間がかかりますよね。初めの「頑張るぞ!」という気持ちがだんだん「面倒だな、大変だな」になり、いつしか「今日はやらなくてもいいかな」になり、三日坊主になってしまうのです。
さらに目標の数が増えれば増えるほど「やらなくてはいけない」というプレッシャーが生まれ、行動意欲を削ぎます。だからこそ「簡単に達成できる目標を一つだけ立てる」ように制限されているのです。

「毎日記録をする」

簡単な目標を設定するからこそ、記録も付けやすくなります。記録をつけたいから目標を達成する」のではなく、「簡単に達成したからついでに記録もしよう」というスタンスで取り組むようになっています。それがいつしか自然と習慣化され、アプリのUIデザインによって目に見える形で「継続できた」ことが分かるようになるのです。

ここで試しに二つのデバイスを使って実験をしました。初めの1週間は通常通り一つの目標を設定して生活をし、2週間目からはデバイスを増やして目標を二つに設定して生活しました。

自分でも驚いたのですが、目標がひとつであった1週間は苦なく生活ができました。しかし2週間目に突入し目標が二つになったとたん、それぞれの目標を達成するのが苦になりました。本当に簡単な目標なのに達成することに強制感を覚えモチベーションが下がりました。また、記録をつけることも面倒に感じたのです。

いかに「簡単に達成できる目標を一つだけ立てる」ことが継続の鍵になるのかを身をもって知ったのでした。「二兎追うものは、一兎も得ず」ということですね。

目標を達成するためのきっかけを与えるアプリ

目標達成を記録するだけであればto doリストで良いのかもしれません。しかし「継続する技術」は「簡単に達成できる目標を一つだけ立てる」という制限をかけることで、目標を達成するためのアクションを起こすきっかけを与えます。

ユーザーに継続を提案することはできても、継続したいと思わせることは難しいのです。このアプリではユーザー自身に自主的に「継続しよう」「やってみよう」と思わせることが真のゴールなのではないかと思いました。

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