11月のある日、バラも紅葉も同時に楽しめる旧古河庭園にふらりと行ってみました。
木の葉が色付くこの季節に、咲くバラがあることを皆さんご存知でしたか?
私は全く知りませんでした。
最近、近所の家の庭でバラが咲いているのを見かけて、「この時期にもバラが咲くの?」と疑問に思ったのがはじまりです。
調べてみると、バラは年に一度の季節だけ咲く「一季咲き」と一年を通して複数回見ごろを迎える「四季咲き」があるそうです。
11月になって紅葉を見に行こうと考えていたのですが、どうせならバラも大好きなので、秋に咲くバラも一緒にみたいなと思いました。
色々調べた結果、その欲張りな願いを叶えてくれるところが「旧古河庭園」でした。
実は春にも行ったことがあり、その時はもちろんたくさんのバラが咲いていました。
こちらの旧古河庭園、ひとりでふらりと行って楽しむのに、ちょうど良い距離なんです。
疲れない程度の広さで、とてものんびりできます。
都会に程近いところにあるのに、別世界に来ているような気分を味わえます。
このバラと洋館が融合する優雅な世界を、皆さんにもお伝えしたいと思います。
行き方は何通りかあるのですが、私は今回JR駒込駅から歩いてみました。
駒込駅の北口から向かいました。
北口を背にして、ゆるやかな坂を降りていくと交番と歩道橋が見えてきます。
それを渡ればすぐに「旧古河庭園」が見えてきます。
駅から12分と書かれていますが、ゆっくり歩くと15分ぐらいです。
門をくぐり、入り口でチケットを購入します。
購入は電子マネーやクレジットカードも使えます。
私はSuicaで購入しました。
案内図を横に通り過ぎると、バラの香りが漂ってきました。
秋バラは香りが強いとのことですが、1番その香りを感じるのが朝の咲いたばかりのときだそうです。
残念ながら、私は朝にはこちらに来たことがありません。
ですが、確かにほのかに甘い香りが漂っていました。
日頃の疲れをいやしてくれる、美麗な秋のバラをお楽しみください。
かずかずの秋バラの中で、私の1番好きなバラは「朝雲」でした。
ここにきて、初めてこんな色のバラがあると知りました。
すでに秋も深いのに、この庭園ではまだまだバラが咲き乱れていました。
何度みても、とても綺麗で時間も忘れて見入ってしまいます。
上記の写真のほかにも、咲いているバラがたくさんありました。
こちらの洋館は、ドラマの撮影などにも使われてていますため、どこかでみたことがあるな、と思う人は多いと思います。
私は「浅見光彦シリーズ」で見たことがありました。
一回、中をのぞいてみたいと思いますよね?
実は中でお茶もできるんです。
ただ、洋館内での写真撮影は禁止されていますので、その素晴らしさを写真ではお伝えできず残念です。
ただ、テラスから庭園を見渡すのはやってみると、洋館の中から庭園の景色も、いつまでもみていたいと思えます。
ウェッジウッドのカップで紅茶を飲みながら、庭園を眺めれば、貴族にでもなったような優雅な気分を味わえますよ。
洋館の見学は夏と冬の閑散期はお休みのことが多いそうです。
ホームページなどで確認してから行った方が良いですよ。
バラを思う存分堪能してから、ようやく紅葉をみに行きます。
古河庭園はバラが咲き誇る洋風庭園と、紅葉に彩られる日本庭園の二つがあります。
洋風庭園の下のほうに、日本庭園が造られています。
完全に真っ赤になっているわけではありませんが、常緑樹の中にある赤はひときわ目立ちます。
この赤や黄に染まる景色をみると、しみじみと秋がきたな、と感じます。
日本庭園らしく、滝もあります。
思わず耳をすませれば、涼やかな音が心に染み入ります。
そして、忘れていけないのが旧古河庭園限定のお菓子。
1番手軽に食べられるのが「アイスもなか」です。
一口食べるとバラの香りが、口の中にいっぱい広がります。
庭園は割と昇り降りするので、美しい景色を見ながら口にすると、疲れが吹き飛ぶ美味しさです。
ほかにもバラのジャムや、バラに関する商品が雑貨屋さんに並んでいます。
秋バラも紅葉も12月上旬まて見ごろのようです。
紅葉はこれからさらに赤く色づいていきます。
少しいつもと違う景色がみたいな、いやされたいな、という方は足をはこんでみてください。
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