自分史的なクリッピング史料

2019年5月17日 朝日新聞 「経済気象台」
中計は時代遅れか

PDCA、ヒヤリ・はっとなど聞き慣れた経営・業務改善などいろいろなワードが各企業で使われている。海外のコンサルなどが提唱するコンセプトの導入はきっと日本企業が得意とするところ。思想とか思考の(全社員)共有が目的なことも多いけど、従業員の集合体と考えれば、従業員目線・視点からの時代に即したコンセプトがもっと導入された方が良いかも知れない。

この記事ではもうこの時点でPDCAは海外では陳腐化し、新たなコンセプトOODA(ウーダ)が注目されているという。その後自分はそれほど目にしたこともないワードだけど今の時代ではどうなんだろう。
*オブザーブ(O:観察する)、オリエント(O:方向づける)、
 ディサイド(D:決定する)、アクト(A:行動する)

時代の変遷速度が速いからこそ、長期、或いは超長期視点で(そう言えば自分の経験では、「バックキャスティング」なる言葉も流行っていた)ビジョンを描くことこそ、次世代につなげる計画が策定できると意気込む経営層も未だにいるんたと思う。この記事では「どちらにしても策定に無駄な時間はかけない」。「自社の経営戦略を策定する場合には(色々のコンセプト)を検証すべき」と結んでいる。時間は掛けない、コンセプトは各社でというまとめ。

自分的には、コンセプトベースを大事にすることはあくまで、真の意味で包括的に(理想を言えば)全社で共有されていればいいと思うものの、何となく、それだと宗教的にも思われかねない。
もっと単純に、面白いと思うこと、大事だと思うことを定量化に縛られずにといった視点で業務に取り組めたらと思っていた。

但し、こうした発想は必ず無駄とか余剰を生むんだろうとも思っていた(採用されないアイディアが相当数発生する筈だから)。でも意外とそれを財産・経験と割り切って、自社の蓄えにするくらいの度胸があったら・・・。時代には早すぎるアイディアがあるかも知れない。その後日の目を見たとき「ようやく時代が俺(私)に追いついてきた」とどこかのドラマのセリフで聞いたことがあるけど、そんなカッコいいセリフが言える人たちの集まりが魅力的ではないのだろうかと強く思っていたことを思い出した。

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