自分史的なクリッピング史料
今日は朝は雨だったけど、午後から薄日も差していたので、夕方から散歩に出かけた。我が愛犬は未だ4か月で散歩の距離はたかがしれているけど、やはり犬との散歩は間違いなく癒しになっている。3年前まで前の犬との散歩も本当に楽しかった。メス犬で物凄い恥ずかしがり屋で、人も犬も寄せ付けようとはせず、ひたすら自らの影を消し去ることに専念していた様子だった。唯一の例外は女性の大人だけには自分から寄っていった。ところが今の犬は人であれば誰でも、他の犬でも時にはクルマでも自分の友達とばかりに飛び寄っていってかまってちゃんぶりを漏れなく発揮する。こうした発想は自分が元気なうちにもう一度だけ飼いたいという願望が強かったからだ。だが必ず犬にも寿命を全うしなければならない時が来る。自分を看取ってもらうのか、それとも犬を看取れるのか。そういう不安はつきまとう。
2024年4月30日 朝日 ペット高齢者福祉2
「犬残せない」「猫ふえすぎ」介護の壁に
高齢者に施設に入居してもらいたいが、相棒である犬を置いていけないという高齢者。室内犬の新しい里親を探して欲しいという高齢者。自身の老化と共に世話そのものが難しくなるという事実。その相談先は介護保険関係者や生活困窮者を支援する行政職員、高齢者の家族等々に一次的な相談があってその後に動物相談ライン等にそれが回っていく様子だ。
飼い主の高齢化という問題だけでなく、経済的負担やその負担すらもカバーできない人も多いという。確かに、犬を飼うことというのは間違いなく経済的負担は大きくなる。何となく大きな枠組みでとらえると、動物愛護の問題から社会福祉の課題として対応すべきだとのコメントも記載されている。
猫のケースでは結果的多頭飼育となってしまった女性から、猫を野に放つほかなかったというコメントもある。介護している高齢者と猫(動物)の命の重さを測らざるを得ないという決断だったとも。
この結びでは、自治体においては、飼い主への支援や早期介入を期待し、高齢者や生活困窮者のペット飼育問題に関しての公的な相談窓口の設置などという提案が挙げられているようだけど、トンネルの出口を早急に見つけることも難しいと思う。ソーシャルビジネスという取り組みによって活動資金を確保していくというアイディアもあるというけど。でも実はこういう課題も先送りにしない方が良いと思う。飼い主として自分のライフと犬のライフを重ね合わせて計画を立てなければいけない。長男には早くから、万が一のことがあったら、飼い主を引き継いで欲しいとは言ってあるものの、彼らの生活設計もあるから、もちろん安易にお願いした訳ではない。この話題については自分でこれだ!という解決策を持っている訳ではないけど、こうした実態が記事として取り上げられていることだけでもTake Noteしておきたいと思った。