どんないろがすき?
「あなたのラッキーカラーは赤です」
横浜中華街の占い師さんに言われたのをまだ覚えている。
「赤を身に着けると、すごく強運になります」
そのときは、赤い丸いキーホルダーを渡されたが、
とてつもない中華感に圧倒されて、机の引き出しの奥底にしまった。
私の昔から好きな色は「きみどり」。それか「みどり」。
戦隊モノでもみどりレンジャーの人が好みになりがちだった。
それでも、昔からきみどりやみどりのものは持っていなかった。
今では服も、持ち物もほぼモノクロ。
程よいコーディネートができるし、どんなシチュエーションでも浮かないところに魅力を感じている。
しかし、自分の身に着けるものたちがモノクロ化し、ふりだしに戻ったことにより、また再度カラーへの欲望が現れてきた。
みどり、そして赤。
メキシコでは、メキシカンピンク(ショッキングピンクと似ている)や真っ赤、眩しい黄色、濃い緑などの服を着ている人も多い。
そんな環境で過ごす中で、色物は素敵だとどこかで感じていたようである。
そして、また赤への関心がある。
あのときの占い師さんに言われた「あなたは赤が良い」という言葉はなんとなく引っかかってくる。
最近の私には、靴下やトートバックに赤が入っている。
私のラッキーカラーがワンポイントになってきている。
心の動くデザインのものに出会えたとき、全身真っ赤なワンピースでも着てみようかなと思っている。