体内カルシウム

体内カルシウム


●骨では骨髄、歯では歯髄を除いた骨と歯は、30~35%の有機物と65~70%の無機質で出来た特異な構造で出来ております。

骨の有機物は酸性ムコ他糖類の一種で、膠状のコンドロイチン硫酸とそれに包まれたコラーゲン繊維が網目構造を作っており、この有機体が無機質を沈着する母体に成っております。

有機質に沈着する無機質はリン酸カルシウムと炭酸カルシウムが主体で、微量ながら他の硬度分が活用されておりますが、何れもカルシウム結合組織となっております。

コンドロイチンはカルシウム濃度を高める作用をしております。

コラーゲンは物質的・化学的外環境刺激に対するセンサーに発達させ、神経やホルモンの支配を受けております。

コラーゲンは副甲状腺ホルンの作用で合成が阻害され、骨細胞組織の軟化や破骨細胞を刺激して骨溶解を起こさせ血中濃度を上昇させております。

ムコ多糖体はコラーゲンや関節液のヒアルロン酸・軟骨形成のコンドロイチン硫酸等で、カルシウム結合蛋白質であり他の蛋白質の結合に媒介の作用をなし、カルシウムの消費は大きく常時カルシウムを必要としております。

この機能を高度に作用させているのが女性ホルモンのエストロゲンで、発情ホルモン・卵巣ホルモンといわれており、骨の溶解を抑制しカルシウムの保留を強化して、女性の姿態を作っている為カルシウム量を男性より多く蓄積しております。

更年期迄は肉体美と病気から保護されておりますが、更年期後は急激にカルシウムが減少し骨体がスカスカの骨粗鬆症に発展しますので、男性よりカルシウム量を必要としております。

女性がカルシウムを必要とするのはカルシウムの星に生育する生物の生産母胎として先天の気の元であり、母胎の保護の為であり、女体としての骨の柔軟さや肌肉の形成の為であります。

女体はカルシウム量を男性より多く保有する仕組みに成っている為に罹病が男性より少なく成っておりますが、これを保持する為常時カルシウムの補充を必要としております。

●善玉カルシウムの減少は難病・奇病・慢性病の発生原因です。

高齢者に骨粗鬆症が増加し罹病する原因とも成っており、近年の若年者の発病原因ともなっております。

最近の嬰児はカルシウム不足です。

注意を要します。

特に更年期後はエストロゲンの保護を受けなくなり、カルシウムの消費は従来と変わらずカルシウムは急激に減少します。

特にベンゼン環状のパイ電子は細胞組織内に沈着し、善玉カルシウムの保護が無くなり悪玉カルシウムが増加して発ガンし易くなります。

善玉カルシウムを摂取して悪玉カルシウムを減少させる必要があります。

●一度発ガンすると回復は長期になります。

善玉カルシウムを増加させソマチットを活性化させて治療するのが基本ですが、体質改善には長期間を要します。

現代西洋医学は悪玉カルシウムの増加による未熟細胞の除去に手術を用いますが、癌の転移を防ぎ治療するには、善玉カルシウムの増加と経絡現象の調整によるソマチットの活性化が有効になります。

●手術前後の罹癌者にはパイ電子の離散にゲルマ製品が有効であり、ソマチットの活性化と周辺細胞の復活にはNQMS液が有効です。

体液のアルカリ性には風化貝化石カルシウムと快痩茶を活用して下さい。

●カルシウムはビタミンDやホルモンの代謝調節により石灰化して、ムコ多糖体を加味して形成されております。

主役は善玉カルシウムで骨といえばカルシウムといわれておりますが、カルシウムは骨以外に骨格筋の支配者でもあります。

骨格筋はカルシウムで作用するトロポニンとアミノ酸残基からなる酸性蛋白質の作動から行われておりますので、カルシウムがなければ活動しません。

動く事自体がカルシウムの消費に関連しています。

筋肉弛緩時にカルシウムは必要であり、体内の電気信号により作動しております。

更にカルシウムは細胞のエネルギー代謝に関連し、血液の凝固に作用しております。

●体内で作用するカルシウムは善玉のイオン化の進んだ悪玉のカルシウムでなく、作用の緩和な善玉カルシウムが使用されます。

イオン化が進むと細胞組織と作用する前に細胞組織に吸着沈殿してしまいます。

血管内に沈着すると動脈の異常を発生させ血流を阻害し、脳組織や臓腑の生理作用を狂わせ病気の発生原因ともなり、筋肉細胞でもストレスが発生して電気的にマイナスの発生部位に沈着して凝縮し収縮をする事で凝りや痛みの原因となり、万病の元とされております。

現代西洋医学ではカルシウム・パラドックスといい、東洋医学ではオ血現象(オの字はヤマイダレに於)といって万病の元といっております。

●カルシウムは常磁性とアルカリ性の性質を持っております。

地球上に生育する生物としての構造は、カルシウムの星に生育する生物として生まれ乍にして備わっております。

地磁気は人体の磁気に共鳴して宇宙磁気・地磁気の変動を伝え、東洋医学は自然現象を五行の色体で人体の変動を識別しております。

自然の色も人体の磁気現象を変化させ、思考も動作も人体の磁気性により確保されております。

人体が磁性であり、体液の流れが電流に変わり、電流から磁場が発生し、磁石と電気現象に新陳代謝や生理活動を備えた生体といえましょう。

基本の磁性は体内カルシウムに存在し、骨に一億・体液に一万・細胞に一個と配分されたカルシウムの力によるものと思われます。

細胞は一個ですが体内には60兆個の細胞が存在し、総てにカルシウムが影響を与えて人を磁気体にしております。

分布されているカルシウムはそれぞれ磁性を保有し身体全体を磁化して、地磁気に共鳴しております。

地磁気は宇宙磁気に共鳴しておりますので人間は宇宙や地球の自然現象に共鳴し、一体のものとなっている事になります。

体内の五臓六腑や骨格も総て地磁気の影響を受ける事になります。

東洋医学の古典鍼経の黄帝内経素門に「陰陽の義は日月に配す」「天を陽となし、地を陰となす、日を陽となし月を陰と成す、大小の月三百六十日なして一歳となる、人も又之に応ずる」「天に陰陽有り地にも陰陽がある、故に陽中に陰有り、陰中に陽がある、陰陽相交わりて変化する」「天象の陰陽は寒(水)・暑(火)・風(木)・燥(金)・湿(土)・となり、地の陰陽は形質の方から云えば木・火・土・金・水となり、この天地の気形が相まって地球の公転と自転によって春夏秋冬の区別が生じ日夜の明暗、気の消長が現出して万物の化生や万物の生死起滅を司る道理が明らかになる」とあります。

「自然の法則が人においても又このようである」と記載され、宇宙と地球と人の関係を説明しております。

色の陰陽は陽―白・赤・橙・黄・緑・青・藍・紫・黒―陰として自然に存在しております。

肝の木の青・心の火の赤・脾の土の黄・肺の金の白・腎の水の黒と自然現象に色を負荷して生体の五臓六腑の毛細血管の発電に関連させ、色彩の持つ電磁場の変動を治療に用い、色彩療法として研究している人も居る位である。

天体の変化は地磁気に影響し、地磁気の変化はストレスとなって人体を感化しており、人は人の世界でのみ生きているのではなく宇宙の影響を受けている事になります。

易や天文学が無意味のものでなく、二十八宿星の問題や五行の波動は人体に大きな影響を与えている事になります。

これ等の問題は人間が磁気体である事から発生するものであり、東洋医学では単に「気」と呼称しております。

この気の元が、加工していない自然の儘のイオン化のしていないカルシウムから発生し、このカルシウムを地球の生物は総て持っております。

雑食動物の人間は食する動植物の総てから空気中の酸素と同様に知らず知らずにカルシウム摂取して生育している筈ですが、文化が進む程に偏食に傾きカルシウムの入った物を遠ざけた生活が続き、磁気の素のカルシウムの摂取量が減少したものと思われます。

カルシウム量が減少すると、体内のカルシウムの蓄積部位の骨が痩せて骨粗鬆症といわれる現象を発生させ、カルシウムの新陳代謝も停滞し、体内には悪玉のカルシウムが増量してアレルギーを始め発癌する危険性を増加させます。

ソマチットも活動を停滞させ待避行動を取るようになり、特殊成長ホルモンの分泌も少なくなり、過剰を抑制し不足を補う新陳代謝も滞り免疫力も低下する為、カルシウムの不足に比例して難病奇病慢性病が増加しても不思議ではありません。

この体質を改善するには、カルシウムの摂取と体内磁気を調整する以外に方法がありません。

疾病を患ってから処置に走る現代西洋医学に頼る前に、経絡現象を正常にして、カルシウムを充実させ、万病の予防に心がけるべきと思います。

経絡現象は体液の流れといっているのは、血管の外にホルモンとか淋巴腺とか神経系の流れも磁場を発生させ、血液のみとは限らない為であります。

人体磁場の中で電子の動く所には総て電流が生じ、電流の生じている所には電場が発生しております。

従って血液以外にも電場は発生し、五臓六腑や末端の血管に付属する絡と称するコイル状に発電変換・調整が重要になります。

人間を一個の磁石と考えて下さい。

磁石は分割しても磁性は変われません。

磁気体の中では分割しても同じように共鳴現象を生じます。

母胎も一つの磁気体ですので、胎児も同様の磁気体となります。

先天の気は母胎の中で胎盤を経由してカルシウムの移動に始まり、胎児の磁化が人間形成期に成立しています。

移動成立する有機物もカルシウム結合蛋白質のアミノ酸の形成によるものであり、カルシウムが基本となっております。

後天の気は狭義の中焦の消化器において磁気の継続が保たれ、三焦により生体磁気が変換・調整されております。

三大栄養素の蛋白質はカルシウムが介在してアミノ酸となり、神経・筋肉の興奮・血液の凝固・膜輸送との関連・酵素反応の補酵素的役割やホルモン分泌と、細胞内ホルモン反応等に作用しております。

細胞外カルシウムの濃度は1~10mMw有るのに対して細胞内では10nMと低いが、カルモジュリンを介して種々の細胞機能を調節しております。

カルシウムの作用の外にカルシウムの性質の常磁性は体内の電磁気性の作用を司り、体内電気の発電から経絡現象の形成やソマチットの活性化を始め、地球の牽引や骨と骨の牽引を重力の10の60乗倍の牽引力で牽引しております。

母胎と胎児の関係も磁石体として形成されております。

例えば胎児の頭部側がN極に足部側がS極に通常の永久磁石のように対極しており、母胎も同様に頭部側がN極に足部側がS極に対極しておりますので、胎児は母胎と逆の位置に安定しています。

胎児は頭部側を母胎の足部側に、足部側を母胎の頭部側に安定するのは、磁石の同極は排斥し、磁石の異極は引き合う原理に基づいております。

この問題も人体が磁石であるという理由にもなります。

胎児の磁気の完成は先天の磁気の発生で、先天の気といっているのは先天の磁気の事ではないかと思われます。

胎児は育成し乍母胎よりカルシウムの移動により磁化しており、出生後の電磁気現象の基本と成っている事になります。

出生後は後天の気として地球の生物を食し、生物の持つカルシウムを補給し乍磁性を高めていると解しております。

人は空気中の酸素を吸収して生きておりますが、空気を摂取するのに労力を必要としておりませんし、特殊の場合を除いて平時に酸素の補給の必要性を説く人もおりませんが、生命維持には絶対に必要な成分で常時摂取しております。

カルシウムも酸素と同様に自然界の生物を食す事により自然と摂取し生育しておりますが、自然摂取の均衡が乱れてカルシウム不足になって来ております。

カルシウムが介在してアミノ酸となり、神経・筋肉の興奮・血液の凝固・膜輸送との関連・酵素反応の補酵素的役割やホルモン分泌と細胞内ホルモン反応などに作用し、更に体内のソマチットを育成しております。

ソマチットはカルシウムの性質である常磁性とアルカリ性により、特殊成長ホルモンのトレフォンを分泌して過剰を抑制し不足を補い、免疫力を高め新陳代謝を促進しております。

何れもカルシウムの作用であり、カルシウムといえば骨という認識を遙かに越える物の筈ですが、酸素と同様に直ぐには反応しませんので軽視され勝ちです。

ソマチット学会は「ソマチットの不在を病気という」という位重要なのです。

ソマチットは平均の磁場を必要としており、健康保持の為には磁場の調整が必要となります。

磁場の調整は主として三焦の作用によるものです。

東洋医学の鍼や灸あんまマッサージかこれに当たります。

経絡現象は周辺の筋肉や靱帯等の組織を経由して関連する五臓六腑に至り、五臓六腑の毛細血管は網目状をなしてコイルを形成し電圧を変換・調整しております。

ソマチットは電圧の変動により活性化し、特殊成長ホルモンのトレフォンを分泌して過剰を抑制し、不足を補い免疫力を高める新陳代謝促進の作用をしております。

磁場体の人体組織の体液の末梢部の毛細血管は網状を成して流れている為、コイル状の流れとなり発電・変圧して強い電場を形成しております。

五臓六腑を包む血管もコイル状を作っております。

チャクラ等といわれてエネルギーの強い部位は、体内の毛細血管のコイル状を成している部位に相当しております。

磁気の中を流れる体液の発電する電気現象は、体内の中でも同様に活動していると解しております。

血管は体液の流れを作り電子の流れを形成して電流となり、電流の周囲には電場が形成されております。

●五臓も毛細血管はコイル状となり周囲に電場を生じており、この電場は臓腑と類似した名称で呼称されております。

例えば心臓の電場は「心」と呼ばれ、肺臓の電場は「肺」、脾臓の電場は「脾」、腎臓の電場は「腎」、肝臓の電場は「肝」と呼称されております。

この墓に肺臓や心臓と周辺の主要血管を含めた磁場を一括して「心包」と呼称しております。

発電の臓より弱い五腑は其の儘の名称を用いられ「小腸」「大腸」「胃」「胆」「膀胱」と呼んでおります。

更に狭義の上焦・狭義の中焦・狭義の下焦の電場を総括して「三焦」と呼称して、心包の腑の扱いにしております。

●動脈は強磁性の鉄を含有する所から電気的にプラス傾向の体液の流れとなり、この周囲には電気的なマイナス系の電場が形成され其れを陰経の経絡現象と呼称し、静脈は末端から老廃物を含有した酸性の体液の為電気的にはマイナス傾向の体液の流れになる為、周辺には電気的にプラス系の電場が形成され陽経の経絡現象とされております。


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