骨粗鬆症の改善・予防

骨粗鬆症の改善・予防


カルシウム不足は未病や線維筋痛症等の症状が出て、痛み等で悩ませますが、骨塩カルシウムが70%以下になると量骨粗鬆症と云われ、成育に支障をきたし更なる難病の原因となります。

骨粗鬆症になり、特に大腿骨頸部骨折等を起こせば死亡率が高く元気な人でも急激に衰弱し死亡すると云われており、早期に予防改善を考えるべきと思います。

骨粗鬆症の方は低体重や低栄養の人が多く高齢で食の細い方が中心になりますが、最近は若年層にも及び、女性のカルシウム不足は嬰児まで骨粗鬆症に巻き込み、アレルギーや免疫の問題となって世相を騒がせております。

カルシウムや蛋白質等の栄養を充分摂る必要があります。

困った事には、現代西洋医学や薬学がイオン化カルシウムをカルシウム分と呼び、医薬品等に用いていることです。

イオン化カルシウムは幾らとつても弊害が生じても骨には入りません。

骨はカルシウムの出し入れをする蓄蔵場所です。

骨に一度蓄積しなければ身体全体に行き渡ることがありませんが、現代西洋医学では有機のカルシウムを扱っておりません。

イオン化カルシウムは体内に入るとストレスの掛かる部位とか電気的にマイナスに成っている部位等に吸着して、組織細胞を収縮緊張させ骨に到達することはありません。

骨に入るのは生物の含有カルシウムですが、貝殻とか大きな魚の骨等の固すぎる物は消化しません。

自然は風化作用により消化できる様になっております。

骨はカルシウムやリン・マグネシウム等から出来ております。

蛋白質とカルシウムで造るアミノ酸類のコラーゲンやヒアルロン酸等が必要となります。

胡麻や大豆はカルシウムと蛋白質が多く含まれております。

牛乳や水の硬度分と云われる物はイオン化カルシウムですから、余り摂ることは勧められません。

牛乳100g中カルシウム含有は100mgですが、海藻の昆布は100g中カルシウムは950mg、若布は100g中カルシウムは960mg、カルシウムの多いと云われる胡麻は100g中1300mg、豆腐は100g中120mg、油揚げは100g中240mg、大豆は100g中に240mg、魚の鰯は100g中にカルシウムが270mg、鰻の蒲焼き100gでカルシウムが150mg含有しております。

然も牛乳はイオン化カルシウムで骨には入りません。

胡麻のカルシウムと蛋白質を除いた成分「セサミン」や、他の成分と併せたものはカルシウム不足の人に良い筈は有りません。

胡麻を其の儘調理した方が健康に良い事になります。

貝殻にはカルシウムが沢山含まれておりますが、固く人の消化器では消化する事が出来ず、風化した物は消化が可能になります。

牡蠣で千年、其の他の貝殻では二千万年以上の風化が必要に成ります。

竜骨や風化貝化石のカルシウムは風化したカルシウムで、古代ソマチットを含有し最高のカルシウムの補給材となっております。

骨密度を増やすためには運動が必要です。

運動と言っても過激な運動はせず、日常の動きを工夫してください。

例えば良い姿勢を取る、背筋を伸ばして、胸を張って、お腹に力を入れて顎を引き、頭のてっぺんを上からつり上げて居るような姿勢です。

又、歩く時は膝を真っ直ぐに伸ばして歩く事を意識するだけで効果が上がります。

背や腰に痛みが有るからと云って痛みから逃れる為身体を動かさなくなると、益々運動不足になり筋力が低下しますし骨密度も低下します。

痛みを堪えても適度に身体を動かし、固くなっている腰の関節の動きを確保して下さい。

経絡現象治療で簡単に痛みは改善します。

又、背や腰に負担の掛かる重い荷物を持つのは避け、下から物を取る時は膝を曲げて屈む事も大切です。

強ばった筋肉は軽い運動で軟らかく解し、背中や腰の負担を減らして下さい。

骨密度が低下して脊椎に危険性の高い高齢者は椅子の生活が無難です。

畳の場合は立ったり座ったりする時に急に体重の負荷が背骨や足の関節に大きく掛かる為、骨折の危険性があります。

但し、運動を兼ね骨密度を高める場合は、運動と認識しながら起座を繰り返すと危険性が少なくなります。

躓いたり転んだりしないよう室内の段差を無くし手摺りを付ける等、居住場所を工夫しておいて下さい。

慣れた筈の家も加齢と共に筋力や反射神経が鈍り、若い時の様に安心して暮らせるとは限りません。

住宅内の転倒転落等の不慮事故は意外に多く、其れが寝たきりや痴呆に繋がる危険性が高いと云われております。

外出時は歩き易い靴と動き易い服装で転びにくい経路や時間帯を選び、疲れている時は外出を控えるべきです。

機能的で軽快な服装で颯爽と動いて下さい。

歩く時は段差や道路に落ちている異物に気を付け、余裕のある気持ちで伸び々々と歩きましょう。

ストレスはカルシウムを排泄するステロイドホルモンの分泌が高まり、他の各種ホルモンの分泌が乱れます。

ステロイドホルモンは腸管からカルシウムの吸収を抑え、尿からのカルシウムの排泄を促進する為カルシウム不足が更に進みます。

ストレスを貯めないように晴れた日の散歩とか軽いスポーツ、森林浴・読書等でストレスを発散し、時間の許す限り日光に当たってビタミンDの合成、骨の負荷運動、風化貝化石カルシウムの摂取で骨粗鬆症の改善予防に努め、明るい高齢者を演じて貰いたいものです。

痛い・痒い・痺れは、カルシウム不足が原因となって経絡現象の異常が引き起こします。

難病を患う前に経絡現象の調整を勧めます。

反復調整すると後遺症まで改善できます。


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