内分泌とカルシウムの関係②

内分泌とカルシウムの関係②

 

カルシウム結合蛋白質・カルモジュリン

カルモジュリンは至る所にあるカルシウム結合蛋白質で、多くの蛋白質を対象に制御を行っており、様々な細胞機能に影響を与え、炎症・代謝・筋肉収縮・細胞内移動・短期記憶・長期記憶・神経成長・免疫反応等々の様々な過程に関わり合っているといわれております。

蛋白質の多くは単独でカルシウムに結合する事が出来ず、カルシウム結合蛋白質のカルモジュリンを介して小胞体や筋小胞体にカルシウムの貯蔵を行っていると云われております。

更にカルシウムは骨間の牽引力とカルシウム結合蛋白質のトポロニンの活動電位に依る筋収縮の制御調整作用をしており、人間の運動に重大な作用をもたらし、カルシウム不足になりますと牽引力の低下やトポロニンの作用低下に陥り、運動機能に多大な影響を与える事になります。

人体は蛋白質が大半を占め、アミノ酸等でエネルギーや消化酵素等が造られ、此の段階においてもカルシウムが作用しております。

炭水化物・脂肪・蛋白質の三大栄養素の蛋白質はアミノ酸からなる複雑な分子で、炭素・水素・窒素から出来ているといわれ、エネルギー源以外にも身体の構成成分として必要な物質で、一日につき20~30gを必要としております。

蛋白質は二十種類のアミノ酸をかならず含有しなければならないとされており、常時カルシウムが介在しております。

DNAや記憶もカルシウムの関連作用となります。

●トポロニン

トポロニンは骨格筋、心筋の収縮に不可欠な三つの蛋白質の複合体であり、平滑筋には存在せず、骨間の牽引力とトポロニンの活動電位に依る筋収縮の制御調整は人間の運動に重大な作用をもたらします。

カルシウム不足による牽引力の低下やトポロニンの作用低下は、運動機能に多大な影響を与える事になります。

心筋及び骨格筋の両者はカルシウム濃度が上昇する際に筋肉は収縮し、下降する時は弛緩します。

蛋白質の有る所にはカルモジュリンが常に介在しており、骨格や心臓はトポロニン等のカルシウムを必要としております。

蛋白質の多くは単独でカルシウムに結合する事が出来ず、カルモジュリンを介して小胞体や筋小胞体にカルシウムの貯蔵や作用を行っていると云われております。

カルシウムが不足すると蛋白質と諸アミノ酸との結合が円滑に行われず、正常生理が不可能となります。

蛋白質で構成される動物の蛋白質が分解されると、アンモニアとなり排泄されます。

血色素・ヘモグロビンは蛋白質から構成され、構造の異常は赤血球の形態的な異常をもたらすといわれております。

肝臓は止血に必要な蛋白質を生産し、血漿の中にもカルシウムは存在して、血液の凝固に影響を与えております。

皮膚・腱・神経鞘はケラチン・筋はミオグロビン・神経を取り巻いている髄鞘はミエリンという特別な蛋白質で構成されていて、カルモジュリンの作用を受けております。

人体の生育や生理現象は蛋白質で運用され、カルシウムの作用を受けて円滑な作用をしている事になります。

記憶機能も変化した蛋白質が作用し、カルシウムを必要としております。

非イオン化カルシウムは、消化器において副甲状腺ホルモンのパラトルモンとビタミンDの作用により、腸管吸収を促進させ血管内を経由して骨格の血管に至り、骨の圧電位と磁場の関係から骨内に留まり、甲状腺ホルモンのカルシトニンや女性ホルモンのエストロゲンの溶骨抑制作用に支えられて骨に沈着します。

非イオン化カルシウムが消化器から血管に移行しても非イオン化カルシウムの為に血中カルシウム値には変動が無く、イオン化したカルシウムは血中カルシウム値を変動させて骨に至る迄の間に細胞組織に沈着し、体内のカルシウムが少なくなるとカルシウムは骨から溶解して弱いイオン化状態で組織細胞に供給され生理作用を行い、カルシウムが廃油の様に老化してイオン化状態が進行しますと腎臓から排泄されます。

カルシウムは人の骨格や歯等の外に生理や新陳代謝等の生育の為に、毎日多くのカルシウムを消費し排泄しております。

一日成人では約600mgが新陳代謝の対象となり、体内生理で使用後のイオン化の高い悪玉カルシウムとなり、尿に150mg~200mg、糞便には250mg~350mg、汗で20mg~50mg、一日量は420mg~600mgのカルシウムが排泄されております。

排泄されるのは悪玉カルシウムであって、善玉カルシウムは排泄されません。

働き盛りの男性は900mg~1000mgが必要とされております。

カルシウムは多くとっても害はありませんが、腸から吸収するのに消化限度があります。

体内では骨に直接入り、肝臓や腎臓に溜まる事はありません。

カルシウムは骨挌を作り、神経組織や筋肉靱帯の形成から作用に迄関連し、体内のアミノ酸の働きを促進して人体の生理をしており、古くなった悪玉のカルシウムは排泄され、その量は500~1000mg/日に達しており、毎日補給し続けなければカルシウム不足に陥ります。

ですからカルシウムの星と云われる地球の生物は総てがカルシウムを含有し,生物よりカルシウムが摂取出来るようになっております。

アレルギーだ、ワクチンだ、幼児の奇病だと騒ぐ前に、カルシウムの充実した人体を作り上げるべきと思います。

カルシウムは医薬品でもなく速効性は期待出来ませんが、カルシウムが欠乏すると生物は成育出来ませんし、体調に異常を生じ病気になります。

是等の器官はカルシウムの常磁性が作用しております。

五臓六腑も電磁気現象で、微生物の古代ソマチットも電磁気とアルカリ性により活性しております。

是等総ての基本が善玉カルシウムの性質に掛かっております。

善玉カルシウムの不足は絶対に避けなければなりません。

空気の酸素と同様に、少なくなっても生物は日常の生活に余り困る事無い様に思いますが、重大な身体の異常が忍び寄っており、何時発病しても可笑しくありません。

カルシウムの重要性を一日も早く認識されて、生物や風化貝化石等からカルシウムの摂取される事を勧めるものです。

 

郵便番号004-0062 北海道札幌市厚別区厚別西二条二丁目一番二十二号

宗教法人普賢宗正龍院  原子医学弘漢療法院
川村昇山

電話:011-891-1582

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?