オ血と宿便

オ血と宿便

オ血(オの字はヤマイダレに於)と宿便とは全く相違しております。

オ血は全身症状であり、宿便は大腸内の残留便の事をいっております。

オ血は東洋医学の用語で、オ血のオの字は余り使われず当用漢字にはありません。

オ血現象の発生は今も不明とされており、唯病気の元という事は定説です。

慢性の病気は気・血・水の調和・不調和に因って起きると考え、血の滞り・血行の阻害が下腹部に生ずるとオ血と呼び鬱血に近い状態を云い、気鬱や水毒と共に病気の原因に挙げております。

打撲による毛細血管の鬱血も時間が経過するとオ血部位と呼ばれ血液の不巡行部位を指しておりますが、是等は打撲という原因が有ってのオ血ですが、原因不明の下腹部に生ずるオ血とは相違し分けて考えられております。

血行が不順に成りますと経絡現象や末梢部の組織細胞に血液が補給出来ず、臓腑等の障害が発生します。

症状は

①蒼い顔色・虚弱・冷え性・頭痛・眩暈・微熱。

②赤ら顔でのぼせ・動悸・耳鳴り・頭重・頭痛・肩こりのある人で、婦人科疾患・出産に関係ある人に多く、男性は不妊症の原因となり下腹が張ったり痛みを訴え、押さえると痛かったり苦しさが有る症状をオ血の腹症といっております。

弘漢療法ではオ血を「電気的にマイナスの発生部位にプラスイオンの硬度分が沈着して組織が強縮して収縮・緊張を起こし、血管を圧迫して血行を阻害する状態」と説明しております。

女性の下腹部にオ血現象の多いのは、女性は女性ホルモンの電気的にマイナス部位が多く、是にプラスイオンの硬度分、特にカルシウムイオンが吸着して発生していると見ております。

駆オ血剤に毒掃丸・大黄牡丹皮湯・桃核承気湯・大承気湯・小承気湯・調胃承気湯等、大黄や芒硝の加味した漢方薬が多く、便秘剤としても用いられる事からオ血と宿便を同一に考えたようですが、宿便は古い便の停滞で腸の緊張・弛緩・腸運動の異常、痙攣性便秘や腹筋や横隔膜の運動不全・骨盤内の筋肉の異常、食物繊維や水分の不足等に原因があり、便秘が慢性化すると宿便が発生します。

オ血は神経組織・血管壁・筋肉組織等にストレスや電気的にマイナスが発生した場合に、組織細胞内に電気的にプラスの硬度分が沈着して収縮し凝結した状態で、体液の流通を阻害し末梢部の生理活動に異常を発生させる状態をいっております。

特にカルシウムイオンが主力を占めており、非イオン化カルシウムを摂取すると沈着を減少する事が出来ます。

マイナス電位は女性ホルモンによるものが多く、次に打撲とか細胞組織の過重な疲労によるもの等が多く、高齢者の脳神経障害・動脈硬化・血栓の原因となり、特に女性間場合は腰部や骨盤構内の筋肉の収縮が問題を発生させております。

骨盤腔内の筋肉や腰部の筋肉が緊張収縮すると磁石の原理で頭部に緊張を生じ、頭痛や眩暈、肩こりや神経異常を発生させます。

腰椎の下部の筋肉が収縮すれば上部の脊椎に屈曲を生じ、背痛や腰痛の原因とも成ります。

血管の圧迫が伴うと五臓六腑に異常が生じ、腰椎の曲がりは下肢特に膝関節や股関節の異常に繋がります。

この様にオ血は満病の原因とも成りますので、オ血対策に留意して下さい。

特に高齢者や更年期後の御婦人は症状が悪化しており、寝たきりに成る方が多いようです。

更年期後の御婦人や高齢者は、カルシウム不足が原因で体内に悪玉のイオン化カルシウムが増加して弊害を生じております。

カルシウム増減で症状が悪化する事にあるようですが、風化貝化石カルシウムは悪玉のカルシウムを排泄するデドックス効果があり、更に古代ソマチットが含有しているので症状を改善する事が出来ます。

デドックス効果とは、非イオン化カルシウムを摂取すると、イオン化した悪玉のカルシウムが減少するという生理をいっております。

といっても、風化貝化石カルシウム等の自然消化可能なカルシウムは医薬品ではありませんので治るという言葉は使われませんが、骨格に確実にカルシウムが入り、骨粗鬆症を防ぐ事が可能となります。

医師はイオン化した医薬品による臨床の為、自然のカルシウムについては見向きもしませんので自然のカルシウムを服用する場合は医師に話さない方が賢明です。

医師はイオン化カルシウムに見立てて善し悪しを指導する事になり服用に抵抗します。

自然界の物ですから副作用等は有りません。

カルシウムを服用すると、カルシウム＝石灰というイメージから、便秘するという方がおります。

又反対に下痢をすると云う方もいますが、正しくコップ一杯以上の温湯で服用して下さい。

腸の働きの関係から繊維質の野菜とかヨーグルト等を出来るだけ摂って、腸の働きを良くして下さい。

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