ビタミン類と健康

ビタミン類と健康


現代人はビタミンが健康的に生命を維持して無くてはならないものであると言うことは常識となっておりますが、ビタミン類もカルシウムと同様に簡単には摂取する事が出来ないと云う事を知らないようです。

ビタミン類は有機物、健康には重要として医薬品とされておりましたが、医薬品として体内に取り入れても効果が期待出来ない事が判明して医薬品から除外され、注射液等に混入しても医薬品としての医療点数には入らなくなっております。

ビタミン類が健康に良く生物は総てが何らかのビタミン類を含有している事は判っておりますが、体外で加工したビタミン類は体内に入っても効果がないのは、カルシウムと同様と云うことが判って来ました。

トマトにビタミン類が豊富に入っていても其のトマトを食して直接ビタミン類を摂取する事は可能であっても、加工してビタミン類を取り出し是を用いる事は、効果が消滅すると云うことです。

野菜や果実を食して体内で消化してこそ効果があると言うことです。

医薬品等の加工したビタミン類は殆どが無効と云うことになります。

ビタミン類は日常食べている食品に含まれ、バランス良く食していると不足する事はありません。

各種ビタミンの多い食品を直接摂取して効果を上げてください。

●ビタミンAは目の働きに良く皮膚や粘膜を正常にし、目の網膜への働き、生殖機能に対する働きに効果があると言われ、皮膚や目の乾燥しやすい人、鳥目の人や車両を運転する人には欠かせないビタミンで癌予防にも効果ありと云われております。

多く含む食品は、牛・豚・鳥のレバー・チーズ・バター・卵・ウナギの蒲焼き、野菜では

ホウレンソウ・カブの葉・コマツナ・ミツバ・ニラ・シュンギク・人参・南瓜などが多いと云われております。

●ビタミンB群のB1・B2・B6・B12を始め、パントテン酸・葉酸・ビオチン・ナイアシン等の内、ビタミンB1は脚気になり、インスタント食品を多く食する若者は危険です。

●ビタミンB1は脚気ばかりでなく気力がない・イライラする・食欲がない等の症状が起きます。

脳細胞の働き・胃腸の働き・心臓の働きに直接作用しております。

ビタミンB1は、米麦の胚芽・黄卵・レバー・豚肉・牛乳・ソラマメ・グリーンアスパラ等に多く、疲労回復のためにも充分にとって下さい。

●ビタミンB2は別名「成長ビタミン」と呼ばれ、子供の成長には欠かす事が出来ませんし、全ての年代に役立つ成分で、レバー・牛乳・卵・ベーコン・ソーセージ・鶏肉に多く含まれます。

●ビタミンB6は特に皮膚の健康を保つに必要で、皮膚の抵抗を強め、かぶれや面皰の予防に必要です。

ビタミンB2と一諸に摂れば更に効果的で、レバー・肉・魚・豆類・卵等に多く含まれます。

●ビタミンC不足は、歯茎から出血する壊血病が有名です。

是はコラーゲンと云う蛋白質が造るアミノ酸の不足が原因で、コラーゲンを造るビタミンと言われております。

ビタミンCは副腎に蓄蔵され、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの生産を手伝い、ストレスに対抗して寒暖の急激な変化に対応しております。

更に薬物代謝酵素を促進させ、肝臓にあっては様々な薬剤や食品添加物・有害な化学物質を解毒し、水に溶け易くして尿の中に排泄しております。

最近では、ビタミンCは感冒予防だけでなく、肝臓でインターフェロン精製を促進させ癌にも有効とされており、悪玉コレステロールの減少、動脈硬化予防に活用されております。

野菜や果物に多く含まれておりますが、最近はハウス栽培や長距離輸送で以前よりビタミンCの含有が少なくなって来ていると言われております。

現代生活には特に必要なビタミンであり、新鮮な野山野菜を食して下さい。

●ビタミンEはギリシア語で子供生む力を与えるものと言う意味と聞きます。

つまり、妊娠出産に深い関係を持つビタミンで、不足になると不妊症や流産をし易くなり、男性では精子が出来にくくなり精力が低下します。

脂肪酸の酸化を防ぐビタミンでコレステロールを下げ、動脈硬化や高血圧・糖尿の人には欠かす事の出来ないビタミンです。

更に血行を促進する力もあるので、冷え性の方は多く摂る必要があります。

リノール酸の多い植物油は酸化し易く、ビタミンEを加えると酸化を防ぐ事が出来ます。

小麦胚芽油・コーン油・綿実油・サツマイモ・人参・ほうれん草等の野菜物や、牛レバーやバターに多く含まれており、油に溶け易い性質があり、脂肪を含む食品と一諸に摂ると効果的です。

多く摂り過ぎても問題がありませんので、タップリと摂って下さい。

●ビタミンB12は悪性貧血を防ぐビタミンで、肉や魚等の動物性食品に多く、特にレバー・アサリ・カキに多く含まれております。

●ビタミンDは骨を強くするビタミンで、魚介類に多く含まれております。

●ビタミンKは血液の凝固に必要な成分で止血に効果がおり、緑黄色野菜や豚のレバーに多く含まれております。

●ニコチン酸はナイアシンとも呼ばれるビタミンで、皮膚に日光の当たる部位に黒みがかった着色や、ヒビワレやカサブタが生じ、下痢や精神病の様な症状がでます。

腸や消化不良を起こし易くなります。

レバー・ピーナッツ・バター・牛肉・鶏肉・イワシに多く含くみます。

●葉酸はビタミンB12と同様に貧血を防ぐビタミンで、特に妊娠中は充分摂るようにしてください。

レバーや卵黄や豆類・牛乳に豊富に含まれております。

これらビタミン類は単独で有効な作用をする事はありません。

体内のカルシウムや蛋白質が必要になります。

カルシウムは蛋白質と作用し、アミノ酸を精製しコラーゲンやヒアルロン酸等を作り出しホルモンや酵素・ビタミンの円滑な作用を進めております。

高齢者はカルシウムが不足になりがちで、骨粗鬆症になるとビタミンを多く摂ってもカルシウムが不足の為円滑な作用が期待出来ません。

カルシウムやビタミンは全ての生物に含有しております。

出来るだけ新鮮な野山野菜を多く摂って活力を蓄積し、若々しく生活をして下さい。

新鮮な野山野菜は新ソマチットが多く含まれており、免疫力も向上します。

竜骨や風化貝化石カルシウムを併せて摂取すると、古代ソマチットも多くとる事が出来て免疫力は更に向上し、ビタミン群も円滑に作用して免疫力は高まり、高血圧や動脈硬化・脳血栓を予防する事が出来ます。

骨折事故を未然に防止し、事故に際しては後遺症を無くするような食事を勧めます。

黙っていてもカルシウムとビタミンは消費されております。

自然の生物を有効に活用して健康を保ってください。

野山野菜から抽出し加工した健康補助食品のビタミン剤類は、幾ら宣伝が良くても効果はありません。

騙されないで下さい。

ビタミン類を活生化させる為にも、カルシウムが必要となります。


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