病気と疾病

病気と疾病


東洋医学では病気といい、現代西洋医学では疾病と言いますが、何れも人体の異常を指しております。

現代西洋医学の疾病は外傷・ウイルス・細菌・遺伝の可視的な医学から出たもので、原則としては自然現象に依る人体異常は病気・疾病には含まれません。

体調が悪いという事には、天然の微生物や磁気の現象等不可視な現象を、現代西洋医学は対象外としております。

現代西洋医学は疾病と呼称し、東洋医学は病気「気の病=磁気の歪み」と病気の語源で呼称しておりますが同一現象です。

現在の外傷・ウイルス・細菌・遺伝の可視的な医学で原因の不明な症状を線維筋痛症と言っている様で、現代西洋医学では薬もなく治療が出来ないようですが、東洋医学では医薬品以外のカルシウムや経絡の磁気調整により治療を可能としております。

特に古代ソマチットなる微生物は現代西洋医学では否定しておりますが、特殊な成長ホルモンの「トレフォン」を分泌していると云われて、骨・臓腑・経絡等の根本的な治療を可能にしており、ソマチットによる治療は尿療法等で効果を上げております。


現代西洋医学のカルシウム

現代西洋医学はカルシウムを、カルシウム・イオン(Ca++)として捉え、非イオン・カルシウムは自然界の有機物である為、取り扱い外としております。

血液の生化学検査においても、イオン・カルシウムの増減を臨床症状と結びつけておりますが、自然物質の非イオン・カルシウムの作用は考えておりません。

検査値のカルシウム値は血清に存在するイオン・カルシウムの総量を表し、此の内カルシウム・イオンとして存在するのは50%~60%で、他の大部分は血清蛋白と結合していると見ております。

低蛋白血症であってもカルシウム・イオンは正常値を示しますが、イオン・カルシウムの測定値としては低い値で検出されております。

PHが増加(アルカリ性傾向)するとカルシウム・イオンは減少し、PHが減少するとカルシウム・イオンが増加の傾向があります。

現在の処、血清蛋白濃度と血液のPHを分離して数値を出す事は出来ず、両者を考慮し乍臨床に望んでおります。

骨の代謝の変化を考える場合は、無機燐とアルカリ性燐酸酵素を同時に調べる必要が生じて参ります。

骨の痛み・圧痛・変形・骨折等や、高カルシウム血症の嘔気・嘔吐・体重減少・便秘・多尿・筋力低下・筋緊張低化、カルシウムの沈着の腎結石症・移動性石灰沈着(胃・腎・肺・血管)の場合、カルシウムの異状が伴い易い疾患の代謝性骨疾患・サルコイドーシス・甲状腺手術後・急性膵炎・腎不全・腸吸収不全の場合は検査確認を必要とします。

是等はイオン・カルシウムの異常値の問題で、非イオン化・カルシウムの問題の範囲外と考えるべきです。

従って非イオン化カルシウムに依るデトックス効果は、非イオン化カルシウムと病気の原因となっているイオン化カルシウムの問題が治療可能となり、風化貝化石カルシウムの活躍の場となります。

小児期では成人よりカルシウム値が高い傾向がありますが、異常ではありませんが注意しなければならないのは、非イオン化カルシウム不足の問題です。

近年の子供は食生活が乱れて子供でも骨粗鬆症を患っており、アレルギー等を発生させております。

糖尿病性アシドーシスは血中のカルシウムがイオン化を促進し、急激増加する場合があります。

牛乳はイオン化カルシウムですので、牛乳を摂取するとカルシウム・イオン値は急増します。

風化貝化石カルシウムは検査値が下がります。

カルシウム値が高い疾患では、悪性腫瘍があります。

骨肉腫・転移性悪性腫瘍等は骨質破壊が進行するものと考えられております。

悪玉カルシウムですので善玉カルシウムによる改善が考えられます。

癌に風化貝化石カルシウムが必要だという根拠です。

コーチゾンを投与すると、イオン化カルシウム値が低化するのが一般です

高カルシウム血症を伴う疾患、上皮小体機能亢進症・急性骨多孔症・ベーチェット病は、血清無機燐の低化・尿中カルシウム及び燐排泄が伴います。

此の場合、医薬品でないので治ると言えませんが、風化貝化石カルシウムが良い成績を上げております。

現代西洋医学ではカルシウムの測定値の内、生理的に重要な意味を持つのはカルシウム・イオンであって、病気の場合は血清總蛋白量と血液PHを考慮しCaの量を推定します。

カルシウムと最も関係あるのは骨代謝を調節している上皮小体であって、その為にカルシウム・無機燐・アルカリ性燐酸酵素の三つを同時に測定して、骨代謝の様相を推定します。

最も重要な高カルシウム血症の原因となるのは、骨の悪性腫瘍と上皮小体機能亢進症であり、カルシウムが全く不足している低カルシウム血症については、上皮小体機能低下症と急性壊死性膵炎であり、その他にビタミンDの摂取過剰又は不足で血清中にカルシウムの増減が見られる事があります。

特に低カルシウム血症を来す場合に非定型的な症例があって、鑑別診断の難しい事があるといわれております。

以上が現代西洋医学の生化学検査によるカルシウムの増減に対する診断資料で有りますが、イオン化していないカルシウムについては全く触れておりません。

血清カルシウム値は低下しますが、現代西洋医学では体内カルシウムの増減等について触れておりません。

カルシウムにはイオン化と非イオン化が有る為です。

厚和医院・厚別西医院、東洋医学の弘漢療法院を運用した臨床経験から、弘漢療法院ではイオン化カルシウム製剤・牛乳・硬水は悪玉カルシウム(イオン化・カルシウム)が増加しても骨塩量は増加せず、逆に骨塩量が減少・体内の悪玉カルシウムが増加し、イオン化していないカルシウムの場合は、的確に骨塩量を増加させ、体内カルシウムを善玉カルシウムにし、血清カルシウム値を低下させる事を把握しております。

骨塩量が減少し悪玉カルシウムの増加した現象をカルシウム・パラドックスといい、四百余病の原因となっていると現代西洋医学は説明しております。

東洋医学ではオ血(オの字はヤマイダレに於)を問題にしております。

カルシウムの常磁性の問題やアルカリ性の性質の問題は、現代西洋医学では説明しておりませんが、万病の原因がカルシウム・パラドックスに由来している事を強調していると思われます。

病気になった場合でも、検査するカルシウム値は検査に現れる体液のイオン化カルシウム値で、大半の医師は無視するのが通例です。

医師の示すカルシウムはイオン化カルシウムで悪玉のカルシウムであり、善玉のカルシウムについては触れておりません。

善玉カルシウムと悪玉カルシウムは反比例します。

風化貝化石カルシウムは健康に欠かせない要素である事を、再認識するべきと思います。

カルシウムは人をはじめ、地球上に棲む生物の基本成分です。

カルシウムの性質の常磁性とアルカリ性は絶対に必要であり、カルシウムは元気の源です。


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