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牧場の仕事〜牛舎①〜

作業着に着替えて、まず初めに仔牛に水をあげます。

次に仔牛が前日まで食べていた草を農具のフォークを使って端に寄せてエサ場を綺麗にします。端に寄せた草はあとで仔牛のベットとして使います。そして仔牛にドッグフードのような固形状の粒のエサを1頭あたりお椀2杯分ずつ配っていきます。エサはバケツにたっぷり入っていて、1バケツ8頭分位のエサが入ります。今はこのエサを食べれる仔牛が20頭ほどいるので、バケツ4つ分のエサを配ります。

仔牛にエサをやり終わった後はバケツのエサを補充します。バケツ置き場が牛舎の中央に、エサの補充エリアは牛舎の端にあるので、その道をエサで満杯にしたバケツを持って2往復します。これが重たくて…バケツを何度もモモの裏に当てて痣だらけになりました。

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次に仔牛の足元にベッド用の草を補充します。仔牛はベットでもウンコをするので、そのウンコが隠れるように新しい草を重ねていきます。ウンコが見えない草のベットができると仔牛も喜んでる気がします。汚いベットは嫌だよね。

仔牛には生まれて間もない、まだミルクを飲んだり、たくさん食べることができない仔牛と、少し成長した仔牛がいます。生まれて間もない仔牛には麦稈(ばっかん)と呼ばれる黄色い麦の草をベットにします。少し成長した仔牛はエサ用に使ってる草をベットにします。

その後、水の補充と草を与えます。草は牛舎の2階から草置き場にどばっと塊で落ちてくるので、それをほぐして1頭1頭に草をあげていきます。この草をほぐす作業も全身の筋肉が必要で疲れます。

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最後に一列で並んだ仔牛エリア(ツナギって呼ばれてる)のウンコをバンクリーナーに落として掃除し、足りないベット用の草を補充します。バンクリーナーは牛舎を一回転して自動でウンコや汚い草を外に捨てることのできる機械です。

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