7日間ブックカバーチャレンジ(1日目)

Facebookでちらほら見かけていたバトンのようなものをライターの佐藤智さんよりいただきましたのでやってみますね。毎日1人ずつ招待すると広がりすぎてやばい気がしたので、とりあえず自分だけでやってみますよ。

読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。参加方法は、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本についての説明なしに表紙だけの画像をアップして、毎日1人のFB友達を招待してこのチャレンジに参加してもらいます。○○さんにチャレンジのチケットを1枚プレゼントします。

で、本なんですが、ぼくは読んだら内容をほとんど忘れてしまうタイプというか、頭が悪いだけなんですが、忘れてもなお「あれはよかったなあ、よく思い出せないけど」というのがあって、1回目から最終回までたぶん全部そういう感じになると思うのですが、1冊目はこれ。

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瞑想の本です。緊急事態宣言で家にいる間、瞑想していればいいと思いますよ。十数年前、漠然と不安な期間があって、ひりひり暮らしていたのですが、そんなときにゆっくり少しずつ読みました。そういうときの読書って沁みますよね。マインドフルネスがいまのように流行る前でした。

ひとつのことに集中してそこに碇を下ろしておけば、不安なことが膨らんできても「あ、不安なことが膨らんできたなあ」と客観的に見て、揺すぶられずにやりすごせるというもので、その集中する対象が「呼吸」なのです。呼吸は生きている限りずっとしているし、すべてとつながっているわけですね。

著者は社会心理学者で元シカゴ大学教授のラリー・ローゼンバーグという人で、瞑想の効能、仕組み、やり方を丁寧にユーモアを交えながら書いてくれていて、読んでいるだけで心が静かに落ち着いてきます。この本を読むまでに、他にも瞑想の本を何冊か読んでいたのですが、これがもっとも詳しくて納得できて、おもしろかったです。これ一冊でいいんじゃないでしょうか。

瞑想はいつもうまくできるわけではなくて、気が散ったらもどってくればよいし、まったくやらないよりは少しでもやればよい。こだわりすぎるとよくない。あと、瞑想中には怒り、寂しさ、絶望など感情が浮かんできますが、それもそのまま観察して受け入れる。混乱したら、混乱に混乱させられずに、混乱していればよい。ああしようとか、こうしようとか考えず、ただ呼吸してそこにいるだけ。

というようなことをやっていたら、いつの間にか漠然とした不安が受け入れられて変容していました。そのあと、足が地に付いていないような、意識が離れている感じがしたら呼吸に集中することで、自分の感情やストレスなどを観察できるようになったので、以前より精神状態がよくなりました。心の拠り所(呼吸)ができたので、何かあったら、とりあえず呼吸にもどろうと思えるようになったのがよかったです。

1日目からこんなに書いたから、明日から続かない気がします。というか、ブックカバーチャレンジって”本についての説明なしに表紙だけの画像をアップ”するのですね。

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