ひとりそたぶ32 怪談

32回目の今夜は「怪談」でございます。そろそろそんな季節ですね。

ただ自分の怪談の引き出しは少ないんですよね。(興味が無いジャンルは大概そうなんですけれども。スポーツとかスポーツとか後スポーツとか)この後のお題に幽霊妖怪も控えてるからいやはや何とも……。正直、区別は付くけど何となく曖昧な感じなので、(書くユニット以外でも)ちゃんと差別化したい所であります。

で、今回また下ネタ使っちゃいました。尤もこのユニットは8割下ネタか百合ばっかりなんですけどね……汗 でもたまには良いですよね(答えは聞いてない)

椎名が書いてる8つのユニットそれぞれに思い入れはあるので、良さを存分に生かしたネタを量産したい所ですね。

ではご覧下さい。


処女☆後悔
漫才/メリーさんになるわよ

初音:都市伝説の怪談で「メリーさん」ってあるのですが、みっちゃんはメリーさんって知ってますか?

 蜜:知ってるわよ。電話が掛かって来るのよね。使い古して捨てたダッチワイフから。

初音:そんなアダルトチックなお話じゃないのです!ダッチワイフ捨てるどころかそもそも買う人が少ないのです!

   メリーさんはもっと可愛らしい普通のお人形さんなのです!

 蜜:でも面白そうじゃない?ちょっとあたしがダッチワイフのメリーさんをやるから、はっちゃんは電話に出て。

初音:それで話を進める気なのですか!?この地点で嫌な予感しかしないのです!

   まあ良いのです。行数の都合があるから仕方ないのでこの設定でやるのです。

   プルルルル……「もしもし?」

 蜜:「もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場に居るの……ガチャ!ツーツー……」

初音:スタートラインは普通なのです。

   プルルルル……「もしもし?」

 蜜:「もしもし、私メリーさん。今歌舞伎町に居るの……」

初音:早速性が乱れてきたのです!

 蜜:「ちょっと!キャッチでの集客は違法でしょ……!!しつこいわね!!一旦切るわ!ガチャ!ツーツー……」

初音:物好きなホストが居るのです!ダッチワイフをキャッチするとか余程切羽詰まってるのです!!

   プルルルル……「もしもし?」

 蜜:「もしもし、私メリーさん。今貴女のお家の前に居るの……ドンペリで気分転換出来たわ……ガチャ!ツーツー……」

初音:捕まっちゃったのです!あ、でも家の前に来たのですね……。捨てたダッチワイフが玄関先に居る地点で既に恐怖なのです……。

   プルルルル……「もしもし?」

 蜜:「もしもし、私メリーさん。今貴女のお風呂の中に居るの……。あら、私の中にたまに付いてたのと同じ毛ね……」

初音:居る場所も感想も気持ち悪いの一言なのです!!

 蜜:「そして今貴女の残り湯を全身に感じているわ……ガチャ!ツーツー……」

初音:普通に変態なのです!!捨てられて然るべきなのです!!次の着信音を言いたくないのです……。

   プルルルル……「もしもし?」

 蜜:「もしもし、私メリーさん。今貴女の後ろに居るの……!!」

初音:うわー!!襲われるのです!!でもこれがメリーさんの流れなのです!!

 蜜:「貴女の後ろのベッドで貴女の温もりを全身で感じているの……」

初音:……って襲ってこないで一体何しやがってるのですか!?

 蜜:「今全身が濡れ濡れなのよ……まるで貴女がローションを使った時以来ね……ウフフ……」

初音:濡れてるのはただ単にお風呂から身体拭いてないだけだと思うのです!!そして気持ち悪い例えは止めるのです!!

   やっぱりダッチワイフがメリーさんなのは無理があるのです!!最終的に襲わないし何なんですか!?

 蜜:何言っているの。ちゃんと最後に襲うわよ?覚悟は良いかしら……?(手をワキワキさせながら怪しい笑みを浮かべてる)

初音:ひょえ~!!色んな意味で倒錯してるのです!!もう終わりにするのです!!

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