ひとりそたぶ72 二者択一

72回目は「二者択一」でございます。人生は選択ばっかりで疲れますね。

今日は特にありません。ご覧下さい。

一夜の幻影
漫才/転がり続ける 俺の生きざまを 時には無様な格好でささえてる シェリー 優しく俺をしかってくれ そして強く抱きしめておくれ おまえの愛が すべてを包むから

真中:二者択一の定番といったらやっぱり爆弾処理ですよね。どっちを切るかで迷うのあるじゃないですか。

向井:そうだな。四暗刻狙いで切るか字一色狙いで切るか結構迷うよな。

真中:麻雀やってるんじゃないんですから!普通は色を選ぶんですよ。

向井:あー、赤か白か。肉の時には赤一択だな。白だと魚介をしっかりした調理を施さないと生臭さがある。

真中:料理のワイン選ぶんじゃないんですって!君の拘りはどうだって良いんですよ!

   じゃなくて爆弾に仕掛けられてるコードを切るんですよ。普通は赤か青が定番じゃないですか。

向井:成程。市長が正しい方のコードを切れば無事に橋が開通するワケだな。

真中:テープカットみたいになってる!!市長の負担がデカ過ぎますよ!

向井:勿論間違ったコードを切ったら市長ごと橋がドッカーンとする。

真中:失敗した時のリスク!折角作ったのにそんなクソゲー性取り入れるから!

向井:でも実際爆弾見付けたら怖いよな。何気なく適当なピンズ切ったら小四喜で上がられる時みたいに。俺点棒スッカラカンよ。

真中:また麻雀の話!そういう次元じゃ済まないですよ!良くて大怪我悪けりゃ死にますから!

向井:じゃあ試しに俺が爆弾処理班やるからお前指示する人やって。

真中:もう行数の半分費やしたのに今更コントインですか……。

   

   向井君!爆弾の状況はどうだ!?

向井:はい警部!コードが二本残されています!後は既に切られてました!

真中:何その中途半端さ!?まだ手付かずだった方が人間味があるよ!

   犯人からのメッセージは何か残っていないか?

向井:えーっと……、爆弾にメッセージが貼ってあって、

   「コードを二本だけ残しておいた。どっちを切るかは君の目で確かめよう!」って。

真中:昔の攻略本みたいなシステム!!

向井:で、コードが赤か白か好きなのを選べるみたいです。

真中:選べるっておかしいよね!?選ぶべきなんだろうけどそのセレクトシステムは絶対におかしい!

   ……絶対にどっちかは罠だから慎重に行けよ。

向井:自分今日は肉の気分なんで白邪魔だから切りますね。

真中:慎重に行けって言った筈だよな!?そんなフィクションみたいに上手く行くワケがないだろう!!

向井:白を切る!!ああ!!駄目だ!!やってもうたー!!

真中:どうした!?失敗したのか!?大丈夫か!?

向井:役満上がられた~~~!!!

真中:白は白でも麻雀牌なのかよ!?もう止めだ止めだ!!

   

   ちょっと!!こんな爆弾処理があるワケないでしょうが!本当にこの状況でふざけたり先走ったりしたら大惨事になりますよ!?

向井:いや違う。今の手は大惨事じゃなくて、

  

          大 三 元 だった。

真中:そういうのしょうもないのも要らないですって!!もう結構!!

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