【私は生き方なんて知らなかった】椎名の戯言-005

前回の続きで、プレゼントのことを。
重複する部分もあるけれど、ご了承を。

薄々気づかれているかもしれないけれど、私は「プレゼントをする」という行為が大好きだ。
なので、これは誰々が好きそうだなと思うと、買って集めておいて、誕生日やクリスマスやバレンタインに、ごちゃごちゃと入れてプレゼントする、ということが多い。
けれど、そういうプレゼントの方法というのは、女友だち限定で、男性相手にはしたことがなかった。

彼女がまだ性自認が男性だった頃にも、もちろん何度かプレゼントしたことはあるけれど、今一番に思い出すのは木箱に入ったシガーセットで、他は何だっただろう…。
現金とかの時も正直あったぐらいに、プレゼントする側としては、面白味に欠けるものだった。