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【エッセイ】秋色の風景

 実りの秋。
 この季節に車を走らせていると、カラフルな風景を見ることができる。

 道路沿いのりんご畑に、緑の葉とりんごの赤。
 近所の家の庭に、緑の葉と柿の黄色。
 今日通った道の背の高い栗の木に、茶色く色付いた毬栗いがぐり

 この地域、この季節ならではの美しい景色の数々。

 高校生の頃、通学中に電車で登山者らしき人と乗り合わせたことがある。
「わあー! りんごが木にってるう~!」
 その人たちのその言葉に、私は衝撃を受けた。

 この地域で暮らしている私には、とても普通でとても当たり前な景色だったから。

 でもよく考えたら、私の普通が必ずしも他人の普通と同じとは限らないわけで。

 他人の当たり前で、私の当たり前では無い風景。
 日本に、世界に、どんな風景があるんだろう。
 思いを馳せたら、ちょっとときめく。

 今、世の中は静の時期。
 動の時期が来たら、色んな風景を観に色んな地域に旅行してみたい。



※上の記事は、エブリスタで投稿中のエッセイを一部抜粋・修正したものです。
https://estar.jp/novels/25666330

 『秋を奏でる芸術祭』に応募します!
 yuca.さん、だいふくだるまさん。素敵な企画をありがとうございます(^^♪



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