12月

13日。

夢がうるさくて眠れなかった、を初めて経験した。
中学の同級生が、ファミレスのテーブルを挟んでしゃべり続けてた。
でもうるさいのは彼女じゃなく、夢そのものへ対して「もう黙って！！！」と私は叫んでいた。
かといってげっそり消耗ってわけでもなく、わりかししあわせな気持ちで目が覚めた。なんなんだ。

有罪にしたほうが楽になれるなら、私が判決を下しましょーか。
きみの刑期はとっくに終わってるから
もうすきにしたらいいよ

15日。

最近手に取る本手に取る本、なぜかこじらせ度が高い。
てことで、平成のこじらせ三部作できました。

👑『勝手にふるえてろ』2010　綿矢りさ
　読後感、爽快！めっちゃ笑った。
　「本人は正直のつもりでも、愛情深い人というより、ただの欲深い人に見える。だって好きな人には正直でいたいという気持ちも、ただの欲望の一つだもの。」そうだよね。
　「自分の愛ではなく他人の愛を信じるのは、自分への裏切りではなく、挑戦だ。」がんばれ！

👑『生きてるだけで、愛』2009　本谷有希子
　わ、わたしかと思った、反省した、、(震)
　絵をみて「ラーラリラーだね」「ラーラリヒーだと思う」なんてやりとりで心が飛び上がっちゃうのが恋愛なのだとしたら、私は誰彼構わず恋愛を仕掛けていることになってしまうのでどうかこの主人公の思い込みだってことにしてほしい。やめたくないよ～たのしいもん。

👑『愛がなんだ』2003　角田光代
　のっけから「浮浪者」という言葉にぎょっとした。配慮されまくりのご時世ですので。
　読みたてほやほやで逆になんも言えないや。

まだまだこじらせ文学を引き当てていきたい。

16日。

気になってた本屋さんへ寄り道してみた。愛がなんだの文庫解説を読みたかったんだけど、そこは古本屋で（しかも豆本とか並べちゃうタイプの！）それどころじゃなかった。
近所の図書館にもジュンク堂でも三省堂でも見かけない本が天井まで積み上がって洞窟みたいだった。ひみつきちはっけん～～！！って盛り上がっていたら、もう移転が決まっているのだそう。うおおい。
#好きな人見つけた 予備軍、阿部昭。
『猫に名前をつけすぎると』『水の優しさ』気になる。

店を出ると、群れからはずれた小学生の右足が側溝のゆがんだ金網をがたん、と踏みつけたところだった。気に入ったようで、がたんっがたんっと両足で跳ねはじめて、いいぞ、そのちょーし！と透明のエールを送りながらバイトへ向かった。

17日。

バスを待つ間、さざんかと椿の見分け方を調べた。
はっぱがギザギザしていて、花びらがはらはら散っている。
雨宿りに使わしてもらった生け垣のこの花はさざんかのほうらしい。

今日はたくさん歩いたなー！

#本