『プロダクト筋トレ3000人突破イベント』でワークショップを開催しました!!

概要

この度、プロダクトをつくるすべての人に向けたコミュニティ『プロダクト筋トレ』の記念すべき3000人突破イベントにてワークショップを開催いたしました。
イベント内では4つのワークショップが同時開催され、その中の一つ、BtoB SaaSプロダクトの価値って?ROIを使って考えてみよう!を私が担当させて頂きました。

この記事ではそちらのワークショップの様子をお伝えできればと思っています。

プロダクト筋トレコミュニティーとは

WhyとWhatの思考の筋トレ

プロダクトを作るために必要な知識は技術だけではなく、事業、ユーザー体験、チームのマネジメント、ドメインの知識などと多岐に渡ります。そして、そのすべてに長けている人はほとんどいません。

「何を学べば良いかわからない」状態から「自分のレベルがわかる」状態へ、そして「弱みや強みを強化していく」状態へ。

https://www.productkintore.org/

3000人突破イベントとは

プロダクト作りに関わっている人、今後、関わっていきたい人が続々と参加している激アツなコミュニティ『プロダクト筋トレ』。
そんなコミュニティの参加者が3000人を突破したということで、記念イベントを開催しました。

実は、3ヶ月目の企画時点では2500人イベントを想定していました。そして開催後すぐに3200人を突破しています。
この数字が如何にこのコミュニティが盛り上がっているかを示していますね。笑

【イベントについてのNote】
https://note.com/preview/n9cd07c2ecce0?prev_access_key=e71f6c914766e3fa52aad06f51c58cdb

そんな、3000人突破イベントで目玉として用意されたのが、テック基礎、ビジネス基礎、リサーチ基礎、観察基礎をテーマに作られた以下の4つのワークショップです。

  • 【テック基礎】ちょっとしたPoCなら自ら秒で作ってしまおう。AppSheetによるノーコードアプリ開発

  • 【リサーチ基礎】習うより慣れろ!UXリサーチの設計と実践

  • 【ビジネス基礎】BtoB SaaSプロダクトの価値って?ROIを使って考えてみよう!

  • 【観察基礎】進化思考〜時空観マップでプロダクトマネージャーの未来を考える〜

この記事は、【ビジネス基礎】BtoB SaaSプロダクトの価値って?ROIを使って考えてみよう!についての記事になります。

【他のワークショプのNote】
https://note.com/preview/n224f4cf9888f?prev_access_key=d819b246aad4dca3f3ae9b17c960d447


BtoB SaaSプロダクトの価値って?ROIを使って考えてみよう!について

背景

プロダクト筋トレコミュニティにはBtoB SaaSの最前線でプロダクトマネージャーとして戦っている方から、学生の方まで幅広く参加されているそうです。今回のワークショプはなるべく敷居を低く、誰でも楽しく参加できるようなワークショプを目指しました。

ワークショプの概要

BtoB SaaSが契約に至るまでに避けては通れないのが稟議プロセスです。
そして、そのプロセスにおいて、担当者や現場にしっかりとプロダクトの価値を感じてもらい、プロダクトを好きになってもらうことは前提の上で、利用料を上回る何かしらの事業的なリターンがあるのか?が必ず評価されます。

プロダクトの導入は投資対効果(ROI)だけで判断されることはないですが非常に需要なポイントの一つになります。

このワークショップでは、Slackを題材に参加者の皆さんにチームごとに分かれて頂いて、実際にユースケースを想定した上で、ROIの算出をトライして頂きました。
次に、それぞれのチームがどう言う思考プロセスでどういった結論に至ったのかをお互いに発表してもらい、最後に、Slack本家が実施したリサーチを紹介して振り返りを行いました。

今回の参加者は25人ほどで、6チームに分かれてSlackのROI算出に挑んでいただきました。

ワークショップの結果

算出結果はチームごとに様々な数値になっていました。
いくつか印象に残っているチームを簡単に紹介します。

  • Slackを使う人の時給を安く設定しすぎるとROIが100%を切ってしまい、Slackは導入すべきではないという結論に至っていました。それはそれで面白いですね!!

  • Slackを導入することで起こる間接的なベネフィットをを定量的に表現することで、15000%のROIが出せると算出したチームもありました。
    これは全世界が今すぐ導入すべき、、、!!

  • 算出プロセスは違っていましたが、実際にSlackが調査した結果と誤差1%で算出したチームもいて、答えを知っている身としてはドキッとしました!!

Slackが実際に実施した調査レポートはこちらからダウンロードできます。興味のある方はよかったらダウンロードください。
※ フォームへ入力は自己責任でお願いします、Slackから営業連絡が来るかもしれません

https://info.slackhq.com/Total-Economic-Impact-Technical?lang=ja-jpより引用

https://info.slackhq.com/Total-Economic-Impact-Technical?lang=ja-jp

振り返り

まずは、当日ご参加いただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました。幅広いバックグラウンドをお持ちの方々が積極的な姿勢で参加して頂けて本当に感謝です!!
懇親会でもたくさんのお話を聞けて個人的にもたいへん勉強になりました。

参加者の皆さんから頂いた満足度の平均は8.1点/10点でした!!
数字やコメントから読み取れる結果としては、概ね満足だが改善の余地あり!といった具合でしょうか。

以下は頂いたコメントです。

  • 普段触れることがないが、B2B SaaSに携わっている身として考えていかなければならないROIについて、多くの方の考え方を聞くことができた

  • 少人数でディスカッションできた

  • 楽しかったです!もっと話したかったです!!

  • チームで議論することによってメンバーと関係性を作ることができた
    また、他チームの発表を聞くことができて、チーム毎の多様な考え方を聞けたので、大満足です。

  • 短い時間でしたがROIについて思考するいい機会になりました!

  • 他の参加者の視点を知ることができたのが良かった。もうすこしROIに対する考え方などの実践的なTIPSが聞けるという期待もあったのでその点少し物足りなかった。

  • 純粋に楽しかった。時間が短かったが、各チームの色んな考え方が聞けたのが良かった。

満足して頂けた方が多くいらっしゃる一方で、より実践的な内容を求めていたすこし物足りないと感じた方もいらっしゃったのかなと感じています。

今回のワークショップでは、参加者の皆さんに複数のチームに分かれて実際に手を動かしてもらう時間を多めに確保する形を取ったことで、ROI算出の実例やノウハウなどを紹介する時間をあまり多く確保できなかったのが少し悔やまれます。

改めて、ワークショップデザインの難しさを体験できた学びあるイベントでした。

最後に

参加者の皆さん、そして、プロ筋コミュニティ主催者の皆様ありがとうございました!!
プロダクト開発に関わる者として、プロダクト開発の楽しさ、辛さ、難しさを多くの方と共有していきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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