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高島さんの話。

「shiiって、持ってるタイプだよな」とむかーし同僚に言われてから、私は「自分は引きの強い女だ」と思うことにしています。なんかそっちの方が幸せになれそうだしね。

子どもの頃は旅館のくじ引きで1等を当てたっけ。あと、お母さんに「書いて」と頼まれた懸賞応募用の葉書で、ダイヤの指輪とブルートパーズのネックレスを2ヶ月連続で当てたこともあったっけ。

・・・これだけでも強いかもしれない。

もちろん常に運がいいわけではないし、乱高下はだいぶすごい気がします。人に話すと信じてもらえなかったり、そんなことある!?っていう出来事がまあまあのスパンで起こるので「人生大変そうね」とよく言われるし。でもまぁ生きてこれてるし・・・それだけでもやっぱ強いのかもしれない。うん。

で、「今また運気動いてるなぁ」と感じるとき、なぜかいつも思い出すんですよね。R時代の部長・高島さんのこと。

「お前ははしごの掛け方が下手くそなんだよ。長所でもあるけどな。」

高島さんと初めて1:1で面談した時に言われたんです。それもなんかくだらない話を5分くらいして、唐突に。このあと昇格しました。

生き方が器用じゃなくて、何をするにも人より時間がかかるし、物事の処理能力はWindows98くらい酷い。キャパはないし、ダンドリ下手くそだし、すぐ顔に思ってること出ちゃうし、ロジカル苦手だし、意思決定の最後は気持ちで決めちゃう。極論もあるし、攻撃性も隠せないし、ときどき突拍子もないことするし、我慢も忍耐も計画性もない。腹の内をすぐ喋っちゃうし、誰のことも信じちゃうし、よく騙されてお金も結構損してきた。

遠回りしてよかったことももちろんたくさんあって、熟成された不器用さに引きの強さが掛け合わさって今があるのも理解してるしありがたいんですけどね。

でもいくつになっても「はしごの掛け方が下手くそ」は直らなくて、ことある度に高島さんのひと言を思い出します。おかーさんになったら余計に。いつまでも成長できてないなぁって。思い描いていた大人ってこんなんだっけ。運だけで生きてる私、すげーなって。

なんてことない話ですみません。だから何なんだ?と思われるかもしれないけど、なんか今日はそういうのまた思い出しちゃっただけのこと。

モヤモヤしてる。それだけの日記です。

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