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おっさんずラブに恋してもうすぐ2年。

2018年4月下旬のある日。私は衝撃的におっさんずラブに恋をした。

アメリカ生活30年を超える私がどうやって沼にたどり着いたのか。2年経っても止まらないタナカー愛をこれからどうしていきたいのか。自己紹介も兼ねて綴ってみたいと思います。

アメリカで育ちながら日本のコンテンツを追う

親の仕事の都合で埼玉県からロサンゼルスに家族で移住したのは小学校高学年のとき。英語力ほぼゼロ状態でいきなりアメリカ人の中に放り込まれました。

ネイティブに囲まれ、母国語ではない言語で勉強する苦しさの中で時折癒しを与えてくれていたのは日本のエンターテイメント、特に音楽とドラマ。当時は日本からいくつかのルートで手に入れた貴重なカセットやCD、本や漫画を友達間で交換し、録画された日本のテレビ番組を貸し出すビデオレンタル屋さんで歌番組やバラエティを借りてフォロー。英語を学ぶのも大事だけど、日本語もキープしておかなきゃね。そんな表向きの理由をつけて日本のコンテンツを摂取していました。

小中高→大学・大学院・ポスドク→スタートアップ企業の研究員…と年月を重ね、四宮さん世代のいい大人になりました。今では英語で苦労することは無くなったけど、強烈に感じるのは、自分は一生アメリカ人にはなれない、そしてずっとこれからも日本人だということ。ハリウッドで生まれるコンテンツには依然しっくりこないまま、日本人としてのアイデンティティと言語、日本文化への愛着はずっとキープしたまま今に至ります。

ドラマおっさんずラブ 天空不動産編との出会い

そして2018年の春、ネットニュースで目にしたおっさんずラブという新ドラマのラッピング電車の記事。傘をさしたまましゃがんだチュー顔の春田創一こと田中圭さんの姿が。あー前からよくドラマに出てる俳優さんだな。斬新なタイトルも心に残っていて、二話の放送が終わった直後にドラマを観ることに。

なんということでしょう。

第一話最後のシャワーチューから始まり、毎回ラスト数分で急展開する物語展開テンポの速さ。地上波では今まで無かったおっさん同士の三角関係という斬新な設定。そして何よりも全身全霊をかけて役を生きる圭君と遣都君の姿に心を全部持っていかれました。

放送中は、春たんと牧の恋を、自分の恋愛はそっちのけで全力で応援。そして恥ずかしながら、最終回直前第六話の放送後には武蔵の部屋に「春たんを牧君からとらないでください」と懇願。

おっさんずラブは、人生で一番ハマった作品となりました。

そして大勢の春たんファンがそうしたように、私も圭モバに入会。春田創一の中の人、俳優田中圭の人柄を知るようになります。

20年近くバイプレーヤーとしてこつこつと実力をつけ、ついに花開いた田中圭。今では日本中の人が知る、30代を代表するトップ俳優として認知されていますが、その途中で思った方向に物事が進まなくてイライラしたこともあったでしょう。ライバルに嫉妬したこともたくさんあったでしょう。それでも腐り切らずに前向きな気持ちを常に持ち続け、自分のやれることを精一杯成し遂げる。どんなに小さくとも一つ一つの作品に丁寧に向き合う。そんなプロフェッショナルとしての魅力や、ブログからにじみ出る人の良さ、チャーミングさにすっかり魅了されてしまいました。

ドラマおっさんずラブ 天空不動産編との出会い:その後

日本のコンテンツを追いかけるのには、海外住みというのは大変不便です。映画関連イベント、フェスや展等の様々なイベントが催される東京がどんなにキラキラと見えることでしょう。私はそのハンデの中、日本出張を利用したり、お金も時間も自分のために使える独身貴族(死語?)という立場を使ってどうしても行きたいイベントがあるたびに一時帰国をしています。

2018年夏、丁度いいタイミングで入った日本出張に絡めてテレ朝夏祭りイベント、圭モバ友達との初オフ会や240人規模の東京オフ会、圭君主演舞台「サメと泳ぐ」を3度鑑賞し、更には急遽帰国日を延期しておっさんずラブ展にも行くことが出来ました。

2019年に入り、3月には圭モバ友達の協力を得て圭君主演舞台チャイメリカのチケットをゲットし4度鑑賞することが出来ました。宮城と福岡に行ったのは、人生でこれが初めてです。

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また、夏の劇場版おっさんずラブの上映時には、舞台挨拶を狙って一時帰国しました。舞台挨拶はチケット争奪戦に敗れたので生では観ることが出来なかったものの、生中継で観ることが叶い、その他にも東京の至る所で開催されている映画関連のイベントや聖地にも足を運ぶことが出来、楽しすぎる時間を過ごすことができました。

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そして秋にはじまったおっさんずラブシーズン2の位置づけであるおっさんずラブ -in the sky-編。幸運なことに、エキストラとして参加させて頂くことが決まり、11月に急遽また一時帰国。春田と武蔵の緊迫したやりとりを目の前で観ることが出来、おっさんずラブシリーズファンとしてはこの上ない幸福な空間を感じることが出来ました。

2018年、2019年とおっさんずラブの世界に浸れて、大人になった人生の中で一番幸せな時間が過ごせました。この間に6年間勤めていたスタートアップ企業が突然閉鎖となり全員解雇、人生初のプータローとなる期間もありましたが、無事転職先を見つけることが出来、安定した生活を送っています。自分のやるべき仕事をきちんと全うしていこうというポジティブな気持ちも、圭活によって生まれた人生のハリのおかげだと思います。

2020年。そしてこれから

インザスカイも終わってしまい、次のおっさんずラブシリーズ作品が発表されない状態で迎えた2020年。毎日おっさんずラブと田中圭のことばかり考えて過ごしていた私は、不安を覚えます。主演映画はこれから2本あるけれども、新しい春田には当分会えそうもない。この先この気持ちをどうやって消化していこうか。圭君のために私が出来ることは何なのか。

1月、圭君主演映画「mellow」の上映初日が近づく中、私の地元であるサンフランシスコの映画祭で「mellow」が上映されるというニュースが飛び込んできました。

詳細については次のノートに書きますが、私に圭君のために出来ることはなにか、への答えの一つとして浮かんできたアイディア。もしかすると私に出来ることは、英語で圭君に関しての情報を海外に伝えていくことなんじゃないかって。

私の熱は、まだまだ続きそうです。





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