27歳まで続く日記vol.202『おはようございます、嘘だらけの社会さん』

バイトの面接にほぼ受かりましたが、あまり嬉しくはないです。オープニングスタッフということで応募したんですけど「別の店舗にも勤務できる方が採用確率があがる」と言われて了承したら、完全に別の店舗に回されるのが確定みたいな話の進め方をされて、オープニングスタッフで高い時給の募集を見てきて押しかけてきた人たちを騙して他の店舗に送ってるんだなと思い、そこからはどうでもよくなって色々質問されたけど全部適当に嘘ついときました。結局、世の中は嘘で塗り固められたものにすぎないなと感じ、怒りのエネルギーがほどよく蓄えられました。「意外と大変ですけど頑張れますか?」「頑張れます」「元気よくできますか?」「頑張ります」と力いっぱい嘘をつくと「その言葉に偽りはないと信じます」とドラマくさい台詞を言われて、さすがにちょっと笑ってしまいました。何か理不尽なことがあったら絶対に糾弾してやるから覚悟しとけよバイト先。←ヤバイやつですね。こんな文章を見返すと自分はコンビニ人間に出てくる社会不適合者の男性につくづくそっくりだなと感じます。あの小説の主人公の女性にも共感できるところがたくさんあって、僕はあの2人を混ぜた存在なんじゃないだろうかと何回か思ったことがあります。だからあの本が一番好きですし、小説が面白いなと思い始めたきっかけの作品でもあるんですよね。

せっかく守ってきた自分の嘘をつかないスタンスを破るのは生きづらさを回避するには仕方がないことなんですかね。これが大人になるってやつなんですかね。まあ真面目すぎても面白くないんでそっちの方がいいんでしょうねー。おはようございます嘘だらけの社会さん。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

あれ、なんか若林さんのどろだんご日記っぽくなってなってねえかこれ?もっとおもしろに寄せた日記を書かなくては。

小さい頃からお金をもらうことが好きでした