27歳まで続く日記vol.168『イノセントデイズを読んで』

Youtubeでニューヨーク屋敷さんが本の紹介をしていて、その中で特に気になった「イノセントデイズ」を図書館で借りて読んでみたら、嘘みたいに傑作だった。400ページ超あったのにあっという間に読み終わり、終盤のあるシーンの余韻がずっと頭から離れない。常識を覆された。

以下、ネタバレありの読んだ人にしかわからない感想です。 

 

 

 

 
 


 
一般論ですが、たいていの人は死にたいなんて思いません。だからラストは死なずに助かるだろうなと予想しました。というより心の奥底で死なないでほしいと願っていました。ですがその期待は裏切られ、死にます。それなのに「死んでよかった」と思いました。無意識に死を反対していた自分が「これでよかった」と思った。全く逆のことを了解させる物語ってすごくないですか。



小さい頃からお金をもらうことが好きでした