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スイートポテト チャレンジ

先週、電子レンジで簡単に作れるスイートポテトのレシピを見た。
スイートポテトを作りたくなったというよりは、サツマイモを切りたくなった私は(サツマイモを切った時のザクザク感を体感したくなった。)、サツマイモを購入後、即スイートポテト作りを実行した。

「サツマイモの皮を剥く、切る」という当初の目的をかなり早く達成したので、もうほぼ終わったようなものだった。

スイートポテトはとりあえずレンチンして芋潰して、卵と調味料(牛乳含む)入れて混ぜてもう一度レンチンすればいいんでしょ簡単じゃん、くらいにしか思っていなかった。
舐め腐っていた。

レシピ通り、レンチンしたサツマイモに必要な材料を入れて混ぜようとしたのだが、いざサツマイモを潰そうとしたら、なかなか潰せない。
無理矢理潰そうとすると調味料が跳ねる。キッチンが汚れる。
もう一度レンチンすればサツマイモが少しは潰しやすくなるのではと思い、電子レンジに戻してみた。柔らかくなれ、潰しやすくなれ、と願いを込めて。

その間に再度レシピを確認すると、どうやら「ブレンダー」が必要らしい。
ブレンダー?なんだそれは。思わず「ブレンダー…?」と口にしていた。子供か。
簡単に混ぜられる調理器具らしいけど、そんなものは家にない。

とりあえず「芋 潰し方」「芋 潰す 調理器具 代用」で調べた。

代用としてフォークやヘラが挙がっていたので、それらで再度潰そうとするも、液体でサツマイモがツルッと滑ってなかなか潰せない。
結局、数時間かけてフォークで刺しまくり、なんとか砕いた(潰す、ではなく、砕くになった)。

出来上がった物は、ゴロゴロしたサツマイモの食感が残った、なんとも言えないプリンのような謎の物体になった。


あー、、、これ、1人で食べ切るのかー、、

絶望である。


味がどんなにスイートポテトだったとしても、モゴモゴしていて、お世辞にも美味しいとは言えなかった。
食感って大事だということに、やっと気づく。

さすがにこんなんじゃ食べ切れる自信が無いと思い、次の日、無印良品のマッシャーを買った。
ポテトサラダを作る時に使う、芋潰すあれ。

物を買う時は出来るだけ複数の使い道があるものを買うようにしているので、正直マッシャーを買うのにものすごく躊躇した。(500円しないよ。)
だが、背に腹はかえられぬと思い、渋々購入。

購入したマッシャーで早速プリンのような謎の物体を潰しまくる。念を込めて。
容器を移し替え、もう一度、電子レンジへぶちこむ。祈りを込めて。

電子レンジを開けた瞬間、いい香りが漂う。
良い予感しかない。
口にする。
「スイートポテトだ…」
思わず言葉が漏れた。

マッシャーなんて芋潰すだけの洒落た物、買わない!フォークで代用するわ!
なんて思ってた私をぶん殴りたい。
買って良かった〜。

今日の夜、せっかくマッシャーを買ったのでスイートポテトリベンジしました。
とても美味しいスイートポテトが出来て大満足。
作る過程が楽しくて楽しくて、美味しく出来上がって嬉しかった。
前回の反省点を改善すべく、サツマイモを潰してから調味料を入れたのだがそれが良かったのかもしれない。また作ろう。

とはいえ、美味しいものが出来てめちゃめちゃ喜んだのも束の間、これ、全部一人で食べるんだよなぁ〜なんて思ったら、作る過程で入れた大量の砂糖やバターのことが思い出されて、また何とも言えない気持ちになった。楽しい時間と現実。

とりあえず、冷凍しよう…
冷凍して大丈夫なのだろうか…

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