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棚を付けよう その2

シンプルな木のオープン棚。

前回、【棚を付けよう その1】で棚板の種類について取り上げましたが、もう一つ大切な検討事項があります。
「2、取付方法、金物の種類はどうするか」です。

取付方法、金物の種類

・三角ブラケットで固定

採用回数が圧倒的に多いのが「三角ブラケットで固定」する方法。
金物の大きさや厚さ、取付ピッチを慎重に検討すれば、結構重いものを載せても大丈夫。
大きさや素材も一番選択肢が多いので便利です。
弊社では、棚の奥行きの2/3程度のサイズの金物を、90cm~120cmピッチで取り付けるようにしています。

・L型の金物で固定

次に、多い固定方法が「L型の金物で固定」する方法。
三角ブラケットだと、斜めの部分が邪魔になることがあります。
そんな時にはL型の金物を使うと、有効に使える空間が広く取れます。
三角型よりたわみやすいので、大きめの金物にするのがコツ。
棚というより、ちょっとしたデスクなど、椅子に座って足を入れる場合の採用が多いですね。

ちなみに棚に乗せる重いものNo.1は「書籍」です!
A4サイズの雑誌を密に並べると、1mあたり60kgにもなります。
人が寝転ぶより断然重いんです。
ですので、本棚として使う棚には細心の注意を払って金物の計画をしています。

「L型の金物」の使用例

・吊り下げて固定

天井から「金物を吊り下げて固定」する方法もあります。
キッチンの上部など、壁がない場所にオープン棚として設置する事が多いです。
便利ですが、ちょっとグラグラしやすいので要注意。

・棚を埋め込んで固定

また、金物を使わず「壁に棚を埋め込んで固定」する方法もあります。
あまり重いものを乗せない事が条件ですので、奥行きを必要としない棚限定です。
洗面室の化粧品を並べるちょっとした棚とか、キッチンのスパイス置きとか。
金物が無い分スッキリするので、私は好きです。


今回もそれぞれの施工例をご紹介します。

施工例

・三角ブラケット(ブラック)


・三角ブラケット(ステンレス)


・L型の金物


・天井から固定


・埋込棚(洗面所)

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