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育休を海外で過ごす

2年前、育休を海外で過ごすプロジェクトと題し、4ヶ月の娘とふたりでアメリカの友人宅にて2週間ホームステイしてきました。

私が学生時代、米国オクラホマ州立大学に交換留学し、同じ寮で仲良くなったとても心の優しい友人がいて、その友人の実家にサンクスギビングやクリスマスなどホリデーシーズンになると家に招かれ、家族のように親しくしてもらったものです。そんな家族のもとに、赤ちゃんを連れてホームステイする。世界中に家族がいて、子どもの成長を見守ってくれている、娘には赤ちゃんながらその愛情をたくさん感じて、のびのびと育って欲しいと願います。

空港まで迎えに来てくれ、家に到着すると「WELCOME HOME! SHIHO & COCONE」と温かく受け入れられ、愛とサプライズに感謝が溢れてきました。ベビーカーやチャイルドシートを近所の家から事前に借りてくれたり、もうわが娘のことのように、至れり尽くせり。

滞在中は、保育園視察、5児のママ起業家へのヒアリング、通っていた大学や友人訪問、動物園、公園、お散歩、教会、料理、お菓子作り、フォトシューティング、映画など、観光というより、その土地の日常生活に馴染んでみました。近所のおねぇちゃんが子どもと遊んでくれたり、友人のお母さんが預かってくれて、友人と映画に出かけることもできました。見ず知らずのベビーシッターを雇わなくても、コミュニティで子どもを育てる文化が根付いていると感じました。

そして、何よりとてもベビーフレンドリーな環境で、私自身がストレスフリーでした。東京だと、電車の中やレストランで子どもが泣くと気を遣い、居心地が悪く、子どもがいることで不自由さや制限を感じることがあります。でも、食事の場で赤ちゃんが泣くことはあたりまえ、元気でいいわねと笑顔で返されます。また、「〇〇ちゃんのママ」という子ども主語ではなく、あなたはどうなの?と一人の人間として尊重され、母親であることを感謝すらされます。おかげさまで、自分らしさを取り戻せたようです。あたりまえですが、母親がご機嫌だと、赤ちゃんにも機嫌が伝染し、これまでにない位ずっと笑い、成長は加速度的に、歯が2本生えました!オクラホマで生えたその歯は、Oklahoma Teethと名付けられました。

改めて、世界中に家族がいる幸せ。世界を旅するにも、世界中の家族に会いに行けるなんて最高です。私は、世界とともに、子どもと成長を遂げていきたい。いつか恩返しできる日を楽しみに、今日も自分のやるべきことをやろうと思います。

吉崎詩歩

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