切迫早産入院記録②〜点滴の副作用

ドキドキが止まらない!

病室に到着するや否や、点滴がはじまりました。
リトドリン塩酸塩静注液50mgを2アンプル(2本)、ブドウ糖入りの輸液に混ぜたものを24時間点滴し続けます。
まずは最低量の20ml/h(1時間に20ml体に入れていく)からスタートし、経過をみて流量(時間あたりに体の中に薬を入れる量)増やしていくかを検討するようです。

点滴の輸液には注入したリトドリンのラベルが貼ってある。医療ミス防止のために大事なこと!
これ1本が1アンプルです。

この点滴を始めてから、ソッコー副作用が出始めました。まずは動悸。ドクドクドクドクと強く脈打つ音が聞こてきそうなくらい、心臓が激しく動いているのがわかりました。この時点で、「この薬、どんだけ強いんだ!?…」と心配になってきました。
そして、次に始まったのは震え。とくに手の震えが顕著で、文字を書こうとしても震えてなかなか字が書けなくて、腕にめちゃ力を入れてなんとか書いていました。(病院に出す書類の文字がすごいことに。w)
手の震えと共に、体が熱くなってきてじんわり汗も出てきました。とにかく暑い。病室の気温も高めなのでサウナにいる感覚でした。
そして、これも副作用なのかわかりませんが、頭痛と顔面痛も同時に始まりました。頭痛は頭全体にズキズキ響く感じ。顔面痛は特に目の周りと頬骨に打撲のような痛みが…。これが病気だったら相当つらかったなと思います。

でもベビーのためだと思うと、つらさよりも『やるぞーー!!』というやる気(闘志!?)の方が優って、ネガティブな気持ちにはならなくて。気持ちは意外にも安定していました。

最初の3日間がとにかくしんどい

点滴をスタートして1時間後くらいには頻回の張りは落ち着き、点滴の効果を感じたのですが、なんせ副作用が強い。。
これまではリトドリン塩酸塩5mgの内服錠を時折飲んでいましたが、副作用の自覚症状は全くなかったので
こんなに違うものなのか。。。と点滴の威力を実感。

お腹の張りが落ち着いていたと思ったら、夜になってまた頻回の張りが再発。夜中の1時半すぎにナースコールをして再びNSTをとりました。
「うーん、張ってるね。点滴上げよっか。」
ということで2日目の未明に早くも20ml/hから25ml/hに増量して再び様子をみることになりました。
増量したら張りは落ち着いてようやくうとうと眠ることができたのですが、結局5時すぎにまた目覚めちゃって。
そんなこんなで初日の睡眠時間はトータル4時間くらいでした。
朝起きたときはそんなに眠気は感じなかったのですが、
案の定、翌日のお昼すぎに強烈な睡魔が襲ってきて起きていられなくなりましたzZZ

そんな感じで夜中に張りがおき、1〜2時間に目覚めるという日が3日間つづきました。このペースで量を増やしていくことへの懸念より、2日目からはセパミットという内服も飲み始めました。

セパミット。本来は降圧剤(血圧を下げる薬)として処方されるのですが
子宮をゆるませるはたらきもあり、リトドリンと併用することがあるようです。

セパミットによる副作用の増幅はなかったのですが、なんせリトドリンの副作用は変わらず。
動悸・手の震え、体の火照り、頭痛はおさまりません。。。
アイスノンを借りられたのでなんとか眠ることができたけれど、これがなかったら茹でダコ状態でした(汗)

7日目でようやく安定!?

4日目に、入院して初めて夜中の張りが起きずに眠ることができました。
その後2日間はときどきじんわり張るくらいで経過したので、お!!もしや状態安定してきた!?と喜んだのも束の間。。
6日目に再び頻回の張りが起き、その翌日も張りが治らずでどんどん点滴の注量が増えていき…
結局ブドウ糖輸液にリトドリン静注50mgを4アンプル(4本)入れたものを22ml/hで点滴するところまでいきました。つまり、2アンプル(2本)換算だと44ml/h。医師によるとMAXで2アンプル60ml/hとのことなので、MAX近いところまでいっちゃったなーーという感じです。

輸液に入れる薬の量が倍になって、ようやく頻回の張りがおさまりました。

ちなみに2アンプルのままにしなかったのは、1時間あたりの流量を増やしてしまうとお手洗いが近くなってしまうからとのこと。
そうそう、お手洗いも厄介で、、その前後に必ず張りが起きます。
我慢しないことが大事だし、回数もあまり多くしたくないところ。
ただでさえ普段から頻尿気味なのでそれも困りごとの一つでした。
こうして4アンプル22ml/hのところでようやく短時間に何度も張りが起きる現象がおさまりました。よかったーーー。
ただ、この量にしてからまた動悸が激しくなって3日くらい続きました。
体への負担は大きいんだろうなーと感じてちょっと不安な気持ちになりました。。

切迫早産記録③につづく…

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