グローバルユース国連大使:海外研修で 訪れたカンボジアについて
みなさんこんにちは。
今回は私が海外研修の一回目で訪れたカンボジアについて紹介します。
カンボジアはまだ発展中の国で、悲しい過去を持ちます。
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カンボジアの基本的な情報
カンボジアはタイ、ベトナム、ラオスに挟まれている国で、東南アジアに位置します。公用語はクメール語と英語で、首都はプノンペンです。通貨はリエルですが、基本的にはドルを使います。面積は日本の半分ぐらいです。国民の半数以上は一日2ドル以下で生活していますが、プノンペンやシェムリアップなどの都市部は日本の高度経済成長と同じぐらい著しい発展をあげている国です。農村部では高床式の住居に住んでいる人が未だに多いそう です。
カンボジアの歴史
カンボジアの最初の歴史は9世紀から15世紀に遡ります。このときは、クメール王国全盛期の頃でした。クメール王国は数々の大きな寺院を建てて、 アンコールワットもそのうちの一つです。しかし、そのせいで国力が下がり、ベトナムやタイにたびたび攻められました。
そして、近代に欧米諸国がアジアに進出してくると、カンボジアやその近隣の国々はフランスの植民地支配を受けることになりました。これにより、カンボジアの国民は役人から法外に税金を巻き上げられ、苦しみました。 第二次世界大戦が終わると、粘り強い独立運動が実を結び、1953年にようやく独立することができました。
しかし、このあとカンボジアには暗黒の時代が待っていました。共産主義勢力、ポル・ポトです。農村振興を目的としましたが、かえって飢餓に苦しむようになってしまいました。また、このような政策の裏ででっちあげの罪でたくさんの知識人や国民を拷問し、虐殺した話は有名だと思います。ポルポト政権があった数年の間の死者数は約数万人と言われています。政権解体後も国土内での混乱は続き、内戦がおきました。この内戦は1991年にようやく終結しましたが、国を一から立て直すことになりました。
現在、カンボジアが抱えている問題
カンボジアは今、国を立て直す途中の過程にあります。プノンペンなどの都市はすでに著しい発展を遂げていますが、その他農村部のエリアはまだ貧困に苦しんでいる家庭が多いです。良い仕事につくには学校に行かなければいけない、だけどそのためのお金がない…という悪循環がおきています。 また、児童労働も深刻な問題で、カンボジアの子どもの三人に一人は働きにでているというデータもあります。その仕事は低賃金な上、危険なものが 多いそうです。日本の市やnpo団体は、これらの問題を解決するため、水道設備の提供や学校の設立、生活支援などを行っています。海外研修で訪れたときも、このような問題が浮き彫りになっていたように感じました。
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