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2022カタールW杯・欧州予選 Group.D 第8節~ ウクライナ vs ボスニア・ヘルツェゴビナ ~

こんにちは、びんびんびんです

『欧州予選アーカイブ化』計画
W杯欧州予選10月シリーズ最終戦!
是非ご覧ください!

それでは #欧州予選グループD全部見るマン
勝ち点差2でプレーオフ争いの直接対決となる2位ウクライナ(ポット2)と
3位ボスニア・ヘルツェゴビナ(ポット4)の一戦

両チームのラインナップ

それでは両チームのラインナップから
黄色のユニフォームはホームのウクライナ(1勝5分2位)
青のユニフォームはアウェイのボスニア・ヘルツェゴビナ(1勝3分1敗3位)

ボスニア・ヘルツェゴビナウクライナ

ウクライナは前節フィンランド戦からスタメンの変更なし
ボスニア・ヘルツェゴビナは前節カザフスタン戦から2人変更

それでは前半から振り返っていく

前半

前半開始からウクライナがボールを持つ展開
シャパレンコのポジショニングが良く相手のプレスを外し前進する

前半15分 ウクライナが先制する
ツィガンコフが相手のIHを連れて裏抜け。ボールは出ないものの、
その相手IHがいなくなったところにシャパレンコが入り込む
そのカバーに出た相手アンカーの脇にステパネンコが入り、
裏抜けから戻ってきたツィガンコフが再び裏抜け
ここにはボールが通りゴールエリアを横断するグラウンダーのクロスをあげヤルモレンコが押し込んだ

失点後のボスニア・ヘルツェゴビナは勢いを増し、
ゴールキックや押し込んでる状況に限り相手陣地からのプレスも開始する

そんな中前半24分
ウクライナがカウンターから決定機を迎える
左WBソボルが裏に抜けるとペナルティーエリアを横切るグラウンダーのクロス。これにシャパレンコが合わせるも相手GKのファインセーブ

前半33分にはボスニア・ヘルツェゴビナにも決定機
ミドルゾーンのプレスでボールを奪ったジェコが右サイドに展開
右サイドのステヴァノヴィッチがGKを横切るグラウンダーのクロス
これにコラシナツが合わせるもこれもGKのファインセーブに合う

このままウクライナリードで前半は終了した

戦況

まずはウクライナ。攻撃時はずっと変わらず3115
3枚のDFとボランチ1枚で菱形を作り
シャパレンコが基本的には左サイドに流れながらビルドアップに絡み
相手のプレスの2FW脇やIHが飛び出したくなる
位置にポジショニングを取って相手プレスを牽制する

流れの中でシャパレンコとステパネンコの位置が逆になった時も
同じポジションを取っていたためチームの決まり事だろう
もちろん右サイドの出口はヤルモレンコである

守備時は523⇄541
前線からプレスに行くときは前を3枚にして相手3バックに同数プレス
自陣で引くときは541で対面に飛び出ていく形をとっていた

一方ボスニア・ヘルツェゴビナ。
普段であればある程度丁寧にボールを繋ぐ展開をするのだが
同数プレスをされるなど対応に苦戦し蹴っ飛ばすシーンが多く見られた
前半はほとんどボールを持てず、ミドルゾーンのプレスからチャンスを
伺いつつ凌ぐ展開

守備時は532。
失点するまでは相手陣地からのプレスは行わずハーフラインあたりから
プレスを開始
失点後は相手ゴールキックなど敵陣の深い場面ではプレスをかける場面も
見られよりアグレッシブに戦う意図は見えた

後半

両チーム変更はなし
開始早々からお互いにビッグチャンスを迎え乱打戦の予感

後半55分にはセンターサークルでボールを受けたヤムレチュクが
ツィガンコフとワンツーで抜け出しGKと1対1を迎えるも決めきれず

後半69分にはボスニア・ヘルツェゴビナがチャンスを作る
DFラインで丁寧に繋ぎ幅を取るコラシナツへ
そこから左HS担当とセンター担当でレーン交換をしミドルシュート
しかしこれも相手GKのファインセーブに合う

後半77分攻め続けたボスニア・ヘルツェゴビナが待望の同点ゴール
左サイドからボールを受けたプルチッチがターンで中を向き
逆サイドの大外にポジションを取るステヴァノヴィッチへロングパス
それをダイレクトで縦に流し後ろから来たボールを
DFアフメドジッチがボレーで合わせる

同点後はお互いに落ち着きそのまま試合終了
プレーオフ争いは1-1の引き分けとなった

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気になった選手

■ミコラ・シャパレンコ(ウクライナ/ FCディナモ・キエフ)

シャパレンコ

23歳ながら自国の名門 FCディナモ・キエフで10番を背負い
ウクライナ代表でも10番を背負うシャパレンコ


中盤やサイドで攻撃的な役割を担うシャパレンコだが、
この10月シリーズでは主力の不在を感じさせないパフォーマンスを魅せた

(不在の主力:ジンチェンコ・マリノフスキー)

フリーマンのような振る舞いで菱形ビルドアップのサポートに入るのだが
その立ち位置は常に相手にとって嫌らしい位置にポジショニングし続け
相手を牽制し、立ち位置によって相手を動かしていた

代表のポジション争いは激しいが是非掴み取ってもらいたい
クラブのステップアップも楽しみだ

試合結果

2021.10.13
2022カタールW杯・欧州予選 Group.D 第8節
ウクライナ 1ー1 ボスニア・ヘルツェゴビナ
【得点者】
ウクライナ:ヤルモレンコ 15"
ボスニア・ヘルツェゴビナ:アフメドジッチ 77"


ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました
このレビューにて10月シリーズと第8節終了
第7節で差が広がったプレーオフ争いは再び接戦となり勝ち点差2の中で
3チームが争う。残りあと2節。2位ウクライナは1試合消化が多いものの
1位フランスと勝ち点差3に着け首位突破の可能性も残る
最後の最後まで楽しませてくれるグループD!それではまた!

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