2022カタールW杯・欧州予選 Group.D　第７節～ カザフスタン vs ボスニア・ヘルツェゴビナ ～

こんにちは、びんびんびんです

『欧州予選アーカイブ化』計画
ようやく再開しましたW杯欧州予選10月シリーズ
是非ご覧ください！

それでは #欧州予選グループD全部見るマン
前節も同一カードでプレーオフ争いへの生き残りを懸けて戦った両チーム
４位ボスニア・ヘルツェゴビナ(ポット４)と最下位カザフスタン(ポット５)
今節もプレーオフ戦線に残るための一戦を迎える

両チームのラインナップ

それでは両チームのラインナップから
黄色のユニフォームはホームのカザフスタン(3分2敗最下位)
青のユニフォームはアウェイのボスニア・ヘルツェゴビナ(3分1敗4位)

カザフスタンは前節の直接対決からスタメンを６人変更
肝となる３センターもクアトを残しベンチメンバーから外れる。
一方、ボスニア・ヘルツェゴビナは前節からスタメンを５人変更
代表漏れのピアニッチの穴をディナモ・ザグレブに所属するゴヤクが埋める

それでは前半から振り返っていく

前半

開始早々はカザフスタンの勢いに押されたボスニア・ヘルツェゴビナだが、時間の経過とともに落ち着いたゲームを展開

前半25分　ボスニア・ヘルツェゴビナが先制
ミドルゾーンで幅を広く使いながらボールを回し、
カザフスタンの３センターのスライドが遅れるタイミングを狙い
右サイドで２対１の状況を作る。
数的優位な状況でフリーとなった右WBのステヴァノヴィッチが
アーリーぎみにクロスを入れFWプレヴリャクがヘディングで合わせる

前半30分すぎからカザフスタンは前線からのプレスを開始する。
ボスニア・ヘルツェゴビナの31+1ビルドアップに同数プレスを仕掛けるも
行ききれず後ろもついてこれずで簡単に突破されてしまう

ボスニア・ヘルツェゴビナの両HVはドリブルで運ぶこともでき、
カザフスタンのプレスを無力化
ドリブルでプレスを剥がした後は広大なスペースをそのまま駆け上がり
シュートチャンスまで持ち運ぶ

チャンスは作るもののゴールには至らずこのまま前半は終了

戦況

まずはカザフスタン。この一戦でも従来通りの戦いを選択。
攻撃時は415で左サイドをストロングポイントに押し込む
後ろから丁寧に繋ぐというわけではなく、
左WBが上がる時間を稼ぐことを目的としたボール運び

守備時は532。失点するまではミドルゾーンに入ったあたりからプレス開始最終ラインを31で形成するボスニア・ヘルツェゴビナに対し、
枚数が足りないHVにはIHが飛び出る

しかし、その飛び出たIHのカバーのためのスライドは相変わらず
統率が取れておらず、簡単に裏を使われてしまっていた

失点後は敵陣でもプレスを仕掛けるようになるが、
チーム全体で統一されたものではなく、間延びしてしまい
よりボスニア・ヘルツェゴビナにスペースを与えることになった

一方、ボスニア・ヘルツェゴビナ
攻撃時は3115。こちらも従来通りの戦い方を選択。
ピアニッチはいないが代わりにスタメン出場したゴヤクがフリーマン的な
立ち位置でビルドアップのサポートに入りつつ試合の舵を取る

カザフスタンのプレスはIHがHVに飛び出る形を取るため、
HVが持ち運び飛び出たIH裏を突いて前進する局面多く
ミドルゾーンの突破は容易だった

後半

両チーム前半終了時から変更なし
前半と同じくボスニア・ヘルツェゴビナが優勢に試合を進める

後半65分　ボスニア・ヘルツェゴビナに追加点が生まれる

ゴールキックのリスタートからハーフウェーラインで一旦は
カザフスタンボールになるがすぐに奪い返し逆カウンター
カザフスタンの左WBがマイボールになった瞬間に前線に上がる
可変の隙をついて右サイドにボールを展開
カザフスタンとしてもペナルティエリアの人数は足りていたが
ボールウォッチャーとジェコのニアへの動きにDF４人が釣られファーで
プレヴリャクがフリーに。落ち着いて流し込んだ

その後もコーナーキックからジェコがヘディングで合わせるなど
チャンスを作るが追加点には至らず

このまま２－０でボスニア・ヘルツェゴビナの勝利
グループDここまで１４試合で５度目の決着がついた試合となった。

気になった選手

■アメル・ゴヤク（ボスニア・ヘルツェゴビナ/ NKディナモ・ザグレブ）

この試合で見事にピアニッチの代役を完遂させたゴヤク
ピアニッチよりもより動的なゲームメイカーで
常に動きながらビルドアップのサポートをしつつゲームメイキング
ビルドアップの出口としても機能していた

A代表通算10試合出場の24歳だが、今後の活躍に期待が膨らむ

試合結果

2021.10.9
2022カタールW杯・欧州予選 Group.D 第７節
カザフスタン ０－２ ボスニア・ヘルツェゴビナ
【得点者】
ボスニア・ヘルツェゴビナ：プレヴリャク　25"  66"

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
１０月の代表ウィーク初戦。混戦のプレーオフ争い。
目が離せない代表ウィーク！それではまた！