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小売業の最新潮流。今と未来、品揃えとIT化はどこまで進む?

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ショールーミング、オムニチャネル、無人店舗、モバイル決済、ICタグなど、新しいイノベーションに支えられた次世代小売業態の開発推進について考察します。
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2019年3月の記事一覧

もう一度『消費者』になろう!(経済は消費で購われてるって知ってた?)

★★消費者という日本語が良くないのかもしれない★★ 消してしまう?費用を払う?……違うな……それだと消費は悪の権化のように見えてしまう。以前別の記事でも書いたけど、これと真逆にある生産という言葉も日本では誤解を生みやすく、狭く捉えられ易いのだ。別にモノを作らなくても素晴らしい生産活動はある。 「消費」って実は生産者と同じくらいのクリエイティブワークなのだ。マーケティング業界の人は、消費という言葉の居心地の悪さを感じていたため、消費者と言わずに生活者という言葉を使った。

『100均』を観察してみよう!FaceMD(陳列型品揃え)が秀逸だから。

今の日本で最も優れたMerchandising(品揃え=以降MDと略す)システムを持っている店舗は何だか知ってるだろうか?百円ショップ(100均)だ。 どこが??と思うだろう。Eコマースと比べてみるとその違いが歴然なので以下、比較表を眺めて欲しい。 デジタルマーケティング畑の方は特に見て欲しい。Eコマースで最も弱い部分をきちんとやってるのが実は百均なのだ。 百均といっても実はチェーン毎に特徴がある。 例えばダイソーとCan Doはかなり違う。 ダイソー ⇒素材&部品型⇒激