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消費行動と社会心理・構造Magazine

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生活者の価値観や心理と行動はどう変化したのか?それによってこれからの社会はどうなってゆくのか?マクロな視点で世界とニッポンの経済成長に直結する潮流を分析します。
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2019年8月の記事一覧

社会を引っ張るのは“仕事術”“スキル”じゃなくて『視覚的ビジョン』じゃね?

今、大量に発刊される啓発本のタイトルとかを見ると 『効率的・生産性の高い働き方とは』 『仕事ができる人になるには』 『お金を儲けるには』というテーマばかりだ。 …さてさて、これちょっと考えると疑念が湧いてくる。 なぜかと言えばどれも(所詮) 『相対的なものであって誰かが上がれば誰かが落ちる発想』 に感じるからだ。 本当のところ、世の中に “仕事ができる人・できない人”という絶対的なものさしあるんだっけ? 効率的って“何に対して”効率的なんだっけ? お金って“幾ら儲けた

今世の中で、超『価格ギャップ市場』が形成されてる。

筆者は小売業のコンサルタントであると同時にヘビーなお買い物マニアだと以前にも書いた。そんな僕が最近Amazonで買物をしていて感じる強い傾向をレポートしよう。 それは世の中が強烈な『価格ギャップ市場』になってきた!!ということだ。どういうことかというと、同じ品種、同じカテゴリーに属する商品、はたまた一つの同じブランドの中であってさえも、極端な価格差のある商品群が形成されて、かつ激安の商品も、激高の商品も「両方売れてる」!という奇妙な現象だ。これ、消費を楽しんでる人間からする