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王道と実践のマーケティングを学ぶ!

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デジタルマーケ、アナログマーケに拘らずに、今の時代に実践すべきマーケティングのエッセンスを紐解いて、もう一度、王道マーケッター復権の時代を目指します。
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#カスタマージャーニー

#001 その“カスタマージャーニー”ってお客さんのリアルな行動かしら?

デジタルマーケティングの世界を中心に『カスタマージャーニー』という言葉が定着して久しい。 Eコマースの事業会社の担当者、スマホアプリの開発担当者、はたまたオムニチャネル戦略の担当者などが、理想の顧客の行動パタンや、現行の自社サイトの行動パタンなどをカスタマージャーニーマップに落とすことがある種トレンドになっている。 この作業は今に始まったことではなく、昔からカスタマーシナリオとか訪問動機プロセスとか、表現は違えど色々試行錯誤されてビジュアル化されてきたのは言うまでもない。

リアル・マーケティングとデジタルマーケティングの違いを超えて。

デジタルマーケティングという言葉が流布した2010年代以降、デジタルマーケティングとリアルマーケティングを区別して語る必要が出てきた。 本音を言うとあまり意味ないと思うのだが、それまでのマーケッターと呼ばれた人たちと、新しく登場したデジタルマーケティングのヒト達があまりにも異なる人種であったからだ。 どちらが悪いという訳じゃない。 ただ、今みるとどちらもちょっと狭量で守備範囲が狭い傾向はあると思っている。 荒っぽく言うと、従来のリアルマーケッターは、ターゲット志向で商品(