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グローバル社会VSローカル社会、会社と組織に何が起こってる?

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様々な矛盾に満ちた社会の動向、その中でのニッポンの特異性などを読み解き、今後我々はどっちに行けば良いのか?深く考えみます。
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#DX

DX推進を阻むのか?あなたの会社の“ユニット勢力図”【第一回】

様々な企業のデジタル化の支援をしていると、どうにも厄介な問題にぶち当たることがあります。一人一人のスキルが…とか経営者の質が…とかのレベルではなく、事業を常に改革してゆくミッションバランスと意思決定の歪みの問題です。 筆者の仕事観点で見ると、目の前のクライアントのデジタル化がどうにも進まないという危急の問題。しかし周囲をマクロ視点で眺めてみると、日本社会全体や各種団体の津々浦々に広がる組織文化の問題だと気が付くのです。 今回はそれをちょっとモデル化してみたいと思います。

ITダメ経営者は実在しない。新しいことダメ経営者が居るだけだ!

以下の記事、非常に共感した。 これと全く同じ幻想が経営のジャンルで喧伝されてると感じる。 その筆頭が『ITダメ経営者』という言葉。 日本には『ITがわかってない経営者が多いから世界に乗り遅れてる』という“逸話”だ。 これもっともらしいんだけど、ちょっと考えて欲しい。 ITわかってる経営者とITわからない経営者のギャップってどれほどあるだろう?もちろん、元エンジニア出身でプログラム開発経験のある経営者も沢山いるだろう。彼らは果たして成功してるだろうか? 逆に、純・文系だった

実は足りてないのは“IT人材”じゃない!

各所各社で、「IT人材、デジタル人材が採れない」という話が持ち上がっている。確かにそんな要素はあるけど、本質は違うのではないか?という疑念が生じてきたので、書いてみる。 企業の中途採用で、IT人材・デジタル人材が欲しい!っていったいどんなヒトのことだろうか。 GAFAとかと熾烈な開発競争へとシフトしてる自動車業界大手やデジタルプラットフォーマーとかなら、AIエンジニアなどの高度IT技術者が必要かもしれない。 しかし、IT系や基盤技術系ではない普通の大企業や中堅企業ではプライ