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グローバル社会VSローカル社会、会社と組織に何が起こってる?

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様々な矛盾に満ちた社会の動向、その中でのニッポンの特異性などを読み解き、今後我々はどっちに行けば良いのか?深く考えみます。
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#人材育成

上の質が落ちると下の質も落ちる。残念な連鎖を断ち切るには?

日本のビジネスパーソンが劣化してるというのは周知の事実のようになってるが、これ、かなり根が深い気がする。 というのはビジネス社会や組織というのは、なんだかんだ言いながら徒弟制度のようなところもあり、『上』にロールモデルが居ないと劣化の連鎖に歯止めがかからなくなるからだ。 社会人で経験する最初の会社や職場がその後の仕事人生を決めてしまうというのは良く言われる話だ。最初の会社や職場によって「仕事や社会とはこういうもの!」という刷り込みが与えられてしまい、仕事についてのスタンスや

ニッポンに“資産”は残ってるのか?資産ってお金や不動産のことじゃないよ。

ただ資産というと誤解を招きやすいので、成長余力とか創造的資産とか言ってもよい。 ①新しい価値やサービスや社会を生み出す力と環境、 ➁グローバルの大きな波にちゃんと乗れる力と環境、 ③多様化した国民の各世代やセグメントが相互補完や有効な対話で一緒に成長できる環境 そんなコトを僕は資産と呼んでいる。 最近同じような年代(40~50代)のスタートアップ経営者やスモールビジネス事業者のTOPと話すことが多いのだが、上記の①➁③がニッポンでは壊滅的に弱まってるという認識が共通してる。

実は足りてないのは“IT人材”じゃない!

各所各社で、「IT人材、デジタル人材が採れない」という話が持ち上がっている。確かにそんな要素はあるけど、本質は違うのではないか?という疑念が生じてきたので、書いてみる。 企業の中途採用で、IT人材・デジタル人材が欲しい!っていったいどんなヒトのことだろうか。 GAFAとかと熾烈な開発競争へとシフトしてる自動車業界大手やデジタルプラットフォーマーとかなら、AIエンジニアなどの高度IT技術者が必要かもしれない。 しかし、IT系や基盤技術系ではない普通の大企業や中堅企業ではプライ