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グローバル社会VSローカル社会、会社と組織に何が起こってる?

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様々な矛盾に満ちた社会の動向、その中でのニッポンの特異性などを読み解き、今後我々はどっちに行けば良いのか?深く考えみます。
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#ネットビジネス

DX推進を阻むのか?あなたの会社の“ユニット勢力図”【第一回】

様々な企業のデジタル化の支援をしていると、どうにも厄介な問題にぶち当たることがあります。一人一人のスキルが…とか経営者の質が…とかのレベルではなく、事業を常に改革してゆくミッションバランスと意思決定の歪みの問題です。 筆者の仕事観点で見ると、目の前のクライアントのデジタル化がどうにも進まないという危急の問題。しかし周囲をマクロ視点で眺めてみると、日本社会全体や各種団体の津々浦々に広がる組織文化の問題だと気が付くのです。 今回はそれをちょっとモデル化してみたいと思います。

『Googleが無くなる!』はかなり正しい…三年以内かな?

ジョージ・ギルダー氏の著作、『グーグルが消える日』が話題だ。 僕もサクっと読んでみた。自分が元々イメージしていたオンライン社会への疑念や今後の未来論と被るところが多く、僕にしてみると久々に全部読んだ。 確かに論点が拡がり過ぎて、結論がでてないところはある。 しかし、これを齢80歳!のエコノミストが書いてしまうところに、 まだまだ米国の面白さがあると思う。 とは言え、難解である。 著者のジョージギルダー氏は見事なほどの数学者&哲学者信奉の強い人だ。シリコンバレーにはそういう