マスクを外すとブスと気づかれるのが怖い

 
マスク生活もだいぶ慣れたが、タイトル通り、私は早くマスクを外して出歩きたい。
 
マスクをつけ始めた最初の時期はまだよかった。化粧そんな気合い入れなくてよいとか、
ニンニク料理少したべても大丈夫とか、そんな軽い理由でマスク様様～とか思っていた。
 
しかし時間が経つにつれて、マスクを早く外して過ごしたい、と思うようになった。
なぜかというと、マスクによっておこる現象「マスク美人」が怖いからだ。
 
「マスク美人」。口元を隠すと美人に見えるあの現象。まともに見えてしまうあの現象。
私は（あまり書きたくないが）所謂出っ歯、口ゴボで、口元にコンプレックスを抱いている。
いやいや、矯正すれば？と言われるかもしれないが、とある理由で矯正しても歯が引っ込まない。
口元にコンプレックスがあるものの、もうどうにもならない（それこそ骨切とかのレベル）ので、現状で
きれいに見せる化粧や服装、髪型を研究し、少しだけ自分の顔が好きになってきた。
 
そんな中のコロナ。
 
そう、口元が隠れるため、鼻から上の情報しか相手に伝わらない世の中になってしまった。
最初はよい。だって今まで顔を丸出しにして会社に行っていたし、周りいる人は、顔全体の情報を知っている人たちがほとんどだったからだ。
しかしこう数年にわたってマスクが続くと、会社に新しい人が入ってきたり、現場が変わったりと環境に変化が現れる。
 
すると何が起こるかというと、マスク生活後に入ってきた人たちにとって、自分の情報は鼻から上の情報が主になるのだ。
そうなるとまともだと思っていた顔が、マスクをとった時、「あ、口元ブスじゃん」と思われる確率が格段に上がる。
 
口元がブス。それは自分でとっくにわかっていることだ。でも、勝手に判断されて勝手に落胆され、あげくにそう思われることが本当に嫌いだ。
口元コンプレックスな自分にとって、あまりにも許し難い事象である。
 
ナンパもそうだ。
口元が隠れている状態で声をかけてくるので、彼らはわたしのマスクの中身をしらない。中身を知ったうえで声を掛けているのならまだいい。
目元で判断して声をかけ、マスクを外した瞬間引かれたらと思うと、自分の自尊心が地の底まで墜落する。
たかがナンパで…、と思わないでほしい。声をかけるにしてもあの人達は一定の基準に満たさないと声をかけてこない。（アムウェイとかなら知らん）
 
だから自分は一刻もはやくマスクをとって、口元が隠れている状態を脱出したい。
 
多分口元コンプレックスな人たちは同じことを考えているだろうな。