ビジネスパーソンにとって「意思疎通」だけがコミュニケーションだけじゃないこと

東京は人口が多く人口密度も高いので、電車内で頻繁にトラブルが起きます。

「ああ、間に入ってあげたいけど自信がない。自分は格闘技をやってるわけでもなく、しかも弁は立たないし。どうしよう」

と思ったことがある人もいるかもしれません。

自分も車内でトラブルのシーンを見て一瞬どうしようと思いつつも、呆然としたままだったことがあるのですが、ある時それを通ってた武道の道場の飲み会で話すと、師範の先生がこんなことを言ってくれました。

「自分が手を出せなくても、その状況をしっかり観察しておくというのも大事なんじゃないかな」

これは職場でも同じことが言えそうな気がしました。

自分が担当したある会社様での企業内キャリアカウンセリングで、

「社内で自分の名前が挙がっているのを耳にしても、うまく間に入れなくてモヤモヤする。飲み会でも気の利いたことが言えず、これでは管理職に慣れないな、って思ってしまう」

と言った相談を若手の方からされたことがあるのですが、

まさに「気の利いたことが言えなくても、間に入れなくても、そのシーンをちゃんと観察しておく。そして観察したことを自分の内省に生かせたら、まずは十分。自分を評価してあげたら」

ということをお話ししたことがあります。

組織も他人も自分が関与したことろでそうそう変わるわけではありません。ではどうするか。観察して自分はどう思うか、何ができるかを内省する。それを重ねた時、自然にコミュニケーションなり行動に移れる時が来ると思います。



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