業績好調な企業にいる友人に、「新経営者が何を変えたのか」を聞いてみた

高校時代の同級生が、長い海外勤務から戻ってきたでに久々に会いました。彼が勤めているのは、日本を代表する商社なのですが、今の会長にあたる方が社長に就任して大きく業績を伸ばしました。

具体的にその方が社長の時に何をやったのか、友人に聞いてみました。

友人によると、その社長は以下のようなことをやったそうです。

まず、

・社員を自分の言葉で鼓舞し、報酬でも応じたこと

友人によると「社長は言葉で社員を乗せるのが上手かった」と。やっぱり言葉は大切なのです。

次に、

・管理職によるハラスメントは、厳罰を与えたこと

ハラスメントを厳しく取り締まることで、管理職のマネジメント能力やコミュニケーション能力、部下に対するコーチング能力が伸びたそうです。

また、

・社員にもしものことがあった時に、配偶者の方に、十分な待遇で関連会社に就職してもらうなどして、社員の家族の生活保障に努めたこと

これなら、社員の心理的安全性やエンゲージメントも高まります。

商社は、優秀な社員がたくさん集まってきてその上、お給料も良いので経営力もありそうですが、それでも一人の経営者が変わるだけでこれだけ業績も変わるものなんだな、と感心しました。ちなみにある研究によると、一人の人間による行動の一貫性は、組織全体を変えることができるそうです、その一人というのが社長でなくごく普通のポジションの人間でも。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?