#542 「情報共有ツールはどれ使う?」いろんなプロジェクトに関わって思うこと
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。
音声はこちら。
昨日はですね。 NPO 法人と情報の関わり方という話をしました。
今日は、それに関連するといえばするし、しないといえばしないんですけど(笑)、僕、いろんなプロジェクトに関わってるんですけれども、その中で、いろんな情報共有ツールを使っているんですよね。
いろんな情報共有ツールを使っている中で、「つまり、これだな」という話をしてみようかなと思います。
いくつかのプロジェクトに関わると増える「情報共有ツール」
繰り返しになりますが、いくつかのプロジェクトに関わってるんですよね。自分で経営しているしごとのみらいもそうですし、複業しているサイボウズもそうですし。それ以外にも、いくつかのプロジェクトに関わってます。
プロジェクトが変わると、使うツールも違うんですよね。たとえば、あるプロジェクトではTeamsを使っているし、あるプロジェクトではSlackを使っているし、あるプロジェクトではLINEを使っているし、あるプロジェクトではChatworkを使っているし、あるプロジェクトではkintoneを使っている。概ねそのあたりかな。
厳密に言えば、LINEは、いわゆるみなさんが使っているであろうLINEと、LINE WORKSという、ビジネス向けのものも使っています。
このように、いろんなツールを使っている中で、「これは使いやすいな」「これは使いにくいな」っていうのは正直ありますね。もちろん、個人の好みもあるので、どれがいいとか悪いとかという話をしだすと、ひょっとしたら、これをお聞きの方の中にも関係者がいらっしゃるかもしれないので、個別具体的な「これは、使いにくいんだよなー」という話をするのは避けます。
でも、いい話だったらしてもいいかなと思うので、情報共有という意味で、いろんなツールを使っている話をしてみます。
なお、ここでいう情報共有とは、仕事に必要な情報をやり取りもありますが、それよりも、コミュニケーションツールとして使うケースのほうが多いです。
コミュニケーションが目的なら、どれもあまり変わらないかも
コミュニケーションの観点で言えば、確かに個々のツールで多少の使いやすさ使いにくさはあります。ですが、基本、慣れてしまえば、総じてそんなに変わらないかな、という感じがしています(いや、その中でも、使いやすい使いづらいはありますけどね)
使いやすいという意味で言えば。個人やチームでのやり取りだったら、 Slackは使いやすいですね。
ほかには、コミュニケーションという観点でいうと、LINEは、仕事に関わらず、家族でのやり取りとか、友・知人のやり取りでも使っているので、簡単です。
あとは、Facebookメッセンジャーも、比較的使う機会が多いかな?
これらのツールは、変な癖がなく使いやすいですね。コミュニケーションの観点だと、こういったツールが使いやすいけれど、基本は、そんな変わんないんじゃないかなと思います。
「仕事」「業務」として関わると、差が生まれる
だけど、実際いまもそうなのですが、プロジェクトによっては、かなり使いにくい状況もあります。コミュニケーションツールという意味では、確かにそれほど差はないのですが、「仕事」として関わっていると、ファイルを共有したり、タスクを管理したりするなど、いろいろ出てくるじゃないですか。
そうすると、コミュニケーションツールの中だけでは解決できないことも多々あるので、そこにファイルを貼ったり、Googleドキュメントやスプレッドシートをなど、さまざななサービスを使って共有することもあります。
そうしたツールがバラバラだと、あれこれ駆使しながらやらなければならない現状があります。つまり、コミュニケーションツールはどれもさほど変わらないけれど、それ以外のことをやろうと思うと、こと足りない。これは、どのプロジェクトでもそうかなと思います。
Googleドキュメントとかだったらいいんですけど、独自のファイル共有システムみたいなものを使わなければならない時は結構しんどいですね。ログインし直したり、操作性がすごく独特だったりすると、「ちょっと使いづらいな」とよう思います。
つまり、コミュニケーションツールとしては、それほど変わらないけれど、いざ、業務となった時点から、やりとりが難しくなってきます。
「業務に必要なアプリが作れる」のはkintone一択
こういった状況の中で、複業しているサイボウズの製品は前面に打ち出すわけじゃないんだけど、業務という意味では、業務に必要なデータを扱える、アプリが作れるというのは、kintone一択……というのは、いろんなツールを本当に使って、使って、使い倒して仕事をしている身としては、切に感じるところです。
もっとも、普通はそんなにツールの種類を使う機会はないかもしれませんけどね。通常、会社で働いていたら、社内で使うツールは決まっているから、そんなに多くのツールを使うことってないと思うんですよ。
例えばTeamsならTeamsだと思うんですよね。いくつか使ったとしても、仕事はTeamsで、プライベートはLINEとメッセンジャーとかね。
ですが、複数のプロジェクトに関わっていると、プロジェクト単位で使うツールが結構違ったりするので、いろんなプロジェクトに関わっていると、本当にツールだらけになってしまうんですよ(笑)
そういう意味で言っても、僕はいろんなツールを使い倒していると思いますが、そういう立場から見てみると、コミュニケーションの観点で言えばそんなに変わらないけど、業務となった瞬間に、業務をやりやすくする、必要なものを自分で作るといったら、kintone一択なのかな? と思います。ほかのツールは、アプリをつくるという機能はついてないですからね。
kintoneの場合、他のツールと比べてハードルが高いのは、無料で使える範囲が限られること。基本、業務用のツールっていうのもあって。
なお、昨日のNPOの話の延長ではないんですけども、kintoneには、NPO法人や非営利団体向けにチーム応援ライセンスというのがあるんですよね。
年間1万円弱の費用感で使えます。これは、使って損はないんじゃないかなと思います。
というわけで、今日は、いろんな情報共有ツールを実際に使っている立場から、思っていることについてお話してみました。
じゃあ今日の話はこれで終わりにします。
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