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#506 親子ワーケーションを運営して実感する「働き方の変化」

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちら。

今日はですね。ちょっと短いバージョンですが「働き方が変わったな」という話をしてみたいと思います。

昨日からですね。2024年の夏、2回目の「妙高親子ワーケーション」を行っております。今日は2日目なんですよね。

今日は、子供たちと親御さんは二手に分かれて、子どもたちは、国立妙高青少年自然の家のみなさんと、源流体験とか、青少年自然の家の中でできる様々な体験をするプログラムになっています。

親御さんは妙高市が運営するコワーキングスペース「MYOKO BASE CAMP」で、通常通り仕事をするというプログラムになっています。

お昼休みに、親御さんたちと一緒にご飯を食べました。

米粉パスタを食べました。麺にコシがあっておいしかったです!

みなさんといろいろお話をしながらお昼を食べたんですけど、その中でもっとも感じたのは、「働き方って、ここ数年でやっぱりだいぶ変わったよなぁ」ということでした。

今回参加されたみなさんに、普段の働き方について伺いました(ちなみに、みなさん会社員だそう)。「普段、在宅勤務とかされてますか?」と伺ったら、その働き方は、基本フルリモートの方もいれば、6割ぐらいは会社に行って、後の4割は在宅勤務の方もいれば、9割は会社に行って、それ以外は在宅勤務という方もいました。

ですが、基本的には、自身の意思で選択することができるそうで、今回のように「ワーケーションに行く」ということも、周囲の同僚や上司に話せば、特に制約がないとのことでした。

もちろん、業種によっては、こういった働き方ができない方も多いと思います。ですから「これからはテレワークだ! 在宅勤務だ! ワーケーションだ!」なんて言うつもりは全然ありません。

でも、コロナ禍前の働き方を考えれば、「テレワークで、在宅勤務する」みたいなことは、まったくもって、一般的ではなかったですよね。そういう意味からすると、やっぱり「働き方は変わったんだなー」って、本当に実感します。

2024年8月22日の日経新聞の記事、正社員のテレワーク率23%、2年ぶり上昇 民間調査によれば、テレワークが 2 年ぶりに上昇したそうです。

これ、一般常識で考えたら、コロナ禍の時はテレワークが推進されましたが、コロナ禍が明けたら、オフィス回帰みたいになるのが一般的な考えじゃないかなと。少なからず僕はそう思っていました。

ですが、2年ぶりに上昇したらしいんですよね。その理由としては、日経新聞の記事によれば……

テレワークでの働き方を好む高スキル人材の不足感が続くなか、大企業を中心に柔軟な働き方を受け入れる傾向が強まった。

出典:正社員のテレワーク率23%、2年ぶり上昇 民間調査 | 日本経済新聞

この記事を読んで、「なるほど!」と、強く感じました。

もっとも、これがいいとか、悪いとかという評価は、僕はするつもりはありませんが、少なからず「働き方が多様になる」というのは、歓迎してもいいんじゃないかと思っています。

というのも、今日、親子ワーケーションに参加している親御さんと話した会話の中では、在宅勤務をするまえは、(病欠など)子どもに何かあったときには会社を休まなくちゃいけなかったけれど、今だったら、在宅勤務しながら子どもの面倒を見ることができるのは、やはりよいとおっしゃっていましたよね。子どもが病気療養するときなどは、特に。

こういった働き方が前提になっている状態では、いまから「在宅勤務はダメだ」と言われてしまうと、その会社で働くのが難しくなる。会社を辞める理由になるとおっしゃていました。

コロナ禍前の、このような働き方が前提ではなかったときは、会社を辞める理由にはならなかったんでしょうけど、もう、在宅勤務のような働き方が前提になってしまったいまとなっては、「毎日会社に来なさい」っていうのが、ちょっと難しくなってきているんだなと思いました。

というわけで、今日は「働き方、変わったよね」というお話でした。

現場からは以上です。

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