#320 僕は自分のことを「地域のプレイヤー」とは微塵も思っていない
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織作りやコミュニケーション、マーケティング、キャリア、デザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で。ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。
今日の話は「地域のプレイヤー」の話
今日はですね。何の脈絡もないんですが、僕は自分のことを「地域のプレイヤー」などと思っていない、という話をしてみたいと思います。
なぜ、この話をしようか? と思ったのかというと、あるところで、「地域のプレイヤー」という言葉を目にしたことが1つのきっかけではあるんですけど、僕、時々「地域のプレイヤー」みたいに言われることがあるんですよね。
「地域のプレイヤーとは何か?」といったら、さまざまな地域で、地域の中の課題を解決したり、あるいは、事業を作ったり、誰かを巻き込んで何かを形にしたり……みたいなことをしている人が、多分、地域のプレイヤーじゃないかなと思います。
そう考えると、確かに、地域のプレイヤーであることには間違いはないのかもしれないんですけど、僕、そんなに、自分のことを「俺、地域のプレイヤーなんだぜ」なんて言うつもりがほぼない、というか、全くないんですよね。
自分のことを「地域プレイヤーだとは認識していない」という感じでしょうか?
僕の中の「地域のプレイヤー」のイメージ
それは、僕の中の言葉のイメージもあるのかもしれません。
僕が、「地域のプレイヤー」からイメージするものが何か? といえば、何て言うんだろうなぁ……
イキイキしていて、人当たりがよくて、「いい人」で。いろんな人と協力したり、いろんな人を巻き込んだりしながら、グイグイと物事を前に進めたり。何かを形作っていったり。
いままで、何もなかったところに「こんな形ができました!」みたいな。それを、胸を張って人前でプレゼンできて。
あとは……「この地域が大好きなんです!」みたいなことを語りながら、毎日充実している……
これが、僕の中の「地域のプレイヤー」かもしれないですね。
こんな話をしたら、思わず笑ってしまいました。実際の僕の「イメージの悪さ」を(笑)
実際の僕
というのも、こうした「地域のプレイヤー像」からすると、自分を客観的に見てみると、僕は「真逆だな」という感じがして。
そんなにハキハキしてるわけでもなければ、どちらかというと、朗らかっていう感じでもないし。どっちかといえば引っ込み思案だし、奥手だし。「これをやりたいんです!」「ぜひ協力してください!」みたいに言うのも苦手だし。
苦手だから、こうやって音声や文字で話しています。音声とか文字だったら、誰にも気を使わなくていいから、こっちに逃げているわけですけど(笑)
グイグイとコトを進めるのもそんなに得意じゃないし、人との関係性を構築するのもそんな得意でもない。
やっていることといったら、全然形になっていなくて。1つのことを形にしようと思っても、極端な話10年ぐらいの単位でかかっているかもしれない。しかも、まだできてない。
あと、僕、そんなに、別に「地域が大好きなんです!」とか語らないし。僕が住んでいるのは新潟県妙高市というところなんですけど、「妙高大好きなんです!」みたいに、そんなに語りません。
というわけで、ここまでの話の通り、ほとんどが逆だと思うんですよ。
「やりたい」よりも「このままでいいのかな?」
じゃあ、なぜ、地域課題に取り組むのか? といったら、何かを「やりたい!」というようりは、そこに住んでいて、いち住民として、課題と感じることがあって。「このままでいいのかな?」という疑問があります。だから、「なんとかしないといけないんじゃないかな」って思う。
そういうところから始まっているので、「ワクワクしています!」というのは、あまりないんですよね。どちらかといえば、課題感しかない……と言ってもいいかもしれない。うまくいかないことの方が大半っていう感じです。
何かを始めても、一筋縄ではいかないことの方がほとんどです。毎日、あきらめそうになっている……という感じのほうが強いんじゃないですかね。
「好き」というよりも「きらいじゃない」
あとは……地域のことが「大好きなんです!」っていうよりは、「きらいじゃない」という感覚だと思うんですよ。
ここを選んで住んでるわけですからね。本当に嫌だったら「逃げる」という選択もできると思います。
ただ、「生まれ育ったところだから」っていうのは、多分、大きなアイデンティティとしてあると思いますけどね。だけど「すごい好きなんです!」というよりは、冬は寒いし……みたいなところのほうが、多いかもしれない。
でも、少なからずきらいではない。たまに、ごくたまに、すごく澄んだ朝とか「なんか、いいな」って、心底思うことはある。まぁ、そのぐらいじゃないですかね。
それでもなぜ、地域のことに取り組むのか?
ではなぜ、「地域のことに取り組むのか?」と言ったら、「やらなくちゃいけない」から。そういう感じです。
さきほどお話した、僕の中にある「地域のプレイヤー」という自己認識からすると真逆なので、全然「地域のプレイヤーだとは微塵も思ってない」と。「何の結果も出してない」という感じなので、僕は自分のことを「地域のプレイヤー」だとは微塵も思いません。
だけど、それでも最近、ほんのわずかですが「あれ? これ、ひょっとしたら形になるかもしれないな」みたいな事案も、なくはありません。そういったものが、最近2、3ある。時期が来たら、きっとお話する機会もあるとは思うんですけどね。それが半年後なのか、1年後なのかはわかりませんが。
……というわけで、今日は、僕は自分のことを「地域のプレイヤーだと思っていません」。というよりも「毎日悩んでます! でも、頑張ってます!」という話をして、今日は終わりにしたいと思います。
じゃあね、バイバ~イ!
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